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古いWi-Fiルーターは危険?乗っ取り対策と買い替えの目安

古いルーターの更新と買い替えの判断を案内する見出しと、家庭用Wi-Fiルーターのイラスト

型番と修正状況で、更新・交換・相談を選ぶ

サポート終了日が分かる機器は、その前に交換を準備。

自宅のWi-Fiルーターを長く使い、更新状況や買い替えの必要性が分からない人に向けて、セキュリティ対策の進め方をまとめました。通信できていても、更新サポートが終わると、その後に見つかった欠陥の修正を受けられないことがあります。

型番とメーカーの案内を調べ、「更新して管理を続ける」「サポート終了前に交換を準備する」「不明点を相談する」のどれに進むかを判断できるようにします。すでにサポートが終了している機器は、早めに交換を検討します。

私は現在、社内の情報システム担当として働き、自宅ではバッファローのルーターを使っています。私の使用機種を例にした公式情報の調べ方と、購入候補2機種の更新機能も紹介します。

WPSplinterは、一部のルーターで使われる古いWi-Fi用ソフトに見つかった欠陥の呼び名です。ニュースが気になる場合は、自分の機種の確認手順から、更新・交換・相談の分岐表へ進めます。

この記事でわかること

  • WPSplinterの対象で本件の修正版があれば更新。最新版でも本件の修正確認が必要
  • サポート終了日が分かれば、その前に交換を準備。終了済みなら早めに交換を検討
  • 本件の影響・修正状況が不明、修正版を利用できない場合はメーカーや回線事業者へ相談

ルーターのサポート期間は?買い替え前に更新状況を確認する

セキュリティのために更新して使い続けられるか、交換が必要かは、機器の欠陥を直す更新が提供されているか、その提供がいつ終わるかで考えます。終了日が公表されている場合は、その日までに新しい機器を選び、交換できるよう準備します。すでに終了している機器は、早めに交換を検討します。

ここでいうサポート期間は、主にファームウェアの修正が提供される期間を指します。ファームウェアは、ルーターを動かす内部ソフトです。故障時の修理保証や、電話で相談できる期間とは区別して確認します。

本体の型番とファームウェアのバージョンを調べる

本体の底面や側面にあるラベル、購入時の書類などで型番を調べます。似た名前の機種もあるため、末尾の英数字まで控えておくと探しやすくなります。本体の仕様を区別する「ハードウェア版」の表記があれば、一緒に控えます。

次に、メーカーの説明に沿って管理画面や対応アプリを開き、現在のファームウェアのバージョンを確認します。管理画面の開き方や、バージョンの表示場所は機種によって異なります。

調べる項目は、次の3つです。

調べる項目見る場所
正確な型番・ハードウェア版本体ラベル、購入時の書類。版の表記がある場合は合わせて控える
ファームウェアのバージョン管理画面、対応アプリ
サポート状況と対処情報メーカーの型番別ページ、サポート一覧、脆弱性の告知

WPSplinterは自分の機種も対象?型番と修正状況を確認する

WPSplinterが気になる場合は、自分の機器の型番と版について、メーカーや回線事業者がWPSplinterの影響と修正をどう案内しているかを調べます。サポート中であっても、一般的な最新版に更新しただけで、本件が修正されたとは判断できません。

本体ラベルの型番・ハードウェア版と、管理画面のファームウェアのバージョンを控え、メーカーの型番別ページで「WPSplinter」や「BroadcomのWPS Monitor」に関する案内を探します。ハードウェア版の表示が見つからない場合は、その点も含めて問い合わせます。

研究者の対象機器一覧は参考になりますが、すべての対象機器を網羅したものではありません。同じ型番でも版によって違うため、一覧の掲載だけで全機器が該当するとも、未掲載だから非該当とも決められません。

確認結果に応じた行動は、下の更新・交換・相談の分岐表で選べます。公式の案内を見つけられない場合も、自己判断で対処済みとせず、相談へ進みます。

サポート期間を購入日だけで判断しない

「購入から5年だから終了」と一律には判断できません。期間の決め方や終了時期は、メーカーや機種によって異なります。

たとえばバッファローは、修正ソフトウェアを提供可能な期間について、原則として製造終了日から5年間と、機種ごとの最長保守年数の長い方を案内しています。商品によって早く終了する場合もあるため、対象の型番を調べる必要があります。

更新ファイルの日付が古いという理由だけで、サポート終了とは決められません。終了日が見つからない場合は、型番別の告知を確認し、不明な点をメーカーや回線事業者に問い合わせます。

更新・交換・相談のどれに進むかを決める

メーカーから使用停止や個別の対処が案内されている場合は、その指示を優先します。サポート終了予定が分かる機器は、WPSplinterへの該当・非該当にかかわらず、終了前の交換準備も必要です。

複数の行に当てはまることがあります。サポート終了日も分かる場合は、必要な更新・相談と、終了前の交換準備を並行します。

乗っ取りが疑われる場合は、更新だけで復旧したと考えず、メーカーや回線事業者に相談します。

メーカー等の案内で確認できた状態次に進む対応
WPSplinterの対象で、本件の修正版が提供されている更新:メーカー指定の版を公式手順で適用し、更新後の表示を照合します
サポート中で終了予定の案内がなく、本件の非該当または修正版の適用を確認できた更新・管理の継続:ほかの必要な更新と下記の設定点検を行い、以後も管理を続けます
サポート終了日が公表されている交換:当面の対処はメーカーの案内に従い、終了前に交換できるよう機器選びと設置を準備します
更新サポートが終了している、またはメーカーから交換が案内されている交換:早めに交換を検討します。借りている機器は事業者へ交換条件を問い合わせます
WPSplinterの対象だが、本件の修正版を利用できない相談:修正までに有効な対処方法があるか、使用を続けてよいかを尋ねます。修正や有効な対処が望めない場合は、交換についても相談します
本件の影響・修正状況が不明、型番やサポート状況が分からない、更新が失敗する相談:最新版であっても本件が解決したと決めず、メーカーや回線事業者に問い合わせます
見覚えのない設定変更などがあり、乗っ取りが疑われる相談:メーカーや回線事業者に状況を伝え、復旧方法の案内を受けます

WPSplinterについて相談する場合は、次の3点を尋ねると、本件への回答を得やすくなります。

  1. 「型番○○、ハードウェア版○○、ファームウェア○○は、WPSplinterの対象ですか」
  2. 「対象の場合、本件を修正したファームウェアはありますか。どの版ですか」
  3. 「修正までに有効な対処方法はありますか。その間は使用を続けてよいですか。交換が必要ですか」

購入した機器はメーカー、回線事業者から借りている機器はその事業者が相談先です。レンタル機器は、自費で買う前に、現在の契約で更新・交換できるかも尋ねます。影響が不明な段階で、一律に使用停止が必要とも、そのまま使ってよいとも断定はできません。

本件への非該当や修正版の適用を確認した後も、管理用パスワード・Wi-Fiの暗号化・不要な外部管理機能を点検します。見覚えのない設定があれば相談へ進みます。詳しい項目はパスワード変更と更新の章で説明します。

更新後も、新しい脆弱性やサポート終了の案内が出ることがあります。対応機器では自動更新を有効にし、非対応の機器ではメーカーの型番別ページで新しい更新を調べます。サポート終了の告知も、継続して見る必要があります。

出典

サイバー攻撃でルーターが乗っ取られると何が起こる?

ルーターを乗っ取られると、第三者に設定や動作を不正に操作され、自分の知らない通信に使われるおそれがあります。家庭用機器も、サイバー攻撃の対象になります。

不正な通信の中継に使われることがある

自宅のルーターが、他者への攻撃や犯罪に関わる通信の中継に使われることがあります。本人が操作していなくても、自宅の回線を通じて不正な通信が行われるという問題です。

2026年7月には、NICT・総務省・警察庁が、家庭用IoT機器などを悪用する「レジデンシャルプロキシ」について情報を公表しています。IoT機器とは、ルーターやネットワークカメラなど、インターネットにつながる機器です。

IPAも2025年10月、家庭用ルーターなどが攻撃の中継拠点にされるおそれを注意喚起しています。家庭用だから管理を省いてよい、とはいえない状況です。

偽サイトへ誘導され、個人情報やパスワードを盗まれることがある

ルーターのDNS設定を改ざんされると、公式のURLを入力した場合でも、攻撃者が用意した接続先へ向けられるおそれがあります。

DNSは、ウェブサイトの名前から接続先のIPアドレスを調べる仕組みです。その回答を偽のものに変えられると、本来とは異なるサーバーへ接続させられる場合があります。

誘導先の偽のログイン画面などに個人情報やパスワードを入力・送信すると、その情報を攻撃者に渡してしまう危険があります。また、暗号化されていないHTTP通信で送った内容は、通信の途中で読み取られたり、書き換えられたりするおそれがあります。

HTTPSには、通信内容を暗号化する働きと、接続先を確認する働きがあります。暗号化は、通信の途中で第三者に読まれない形に変えて送ることです。接続先の確認には、サイトの名前(ドメイン名)に対応する証明書を使います。

正しい公式サイトとのHTTPS通信が正常に成立していれば、ルーターの乗っ取りやDNS設定の改ざんだけで、入力内容がすべて読み取られるわけではありません。偽の接続先が公式ドメインに対する有効な証明書を示せなければ、通常はブラウザーが接続エラーや警告を表示します。

2026年4月のFBIなどの発表では、ルーターのDNS設定を改ざんし、利用者が証明書の警告を無視して接続した場合に暗号化された通信を読み取る手口が報告されています。パスワードや認証に使う情報などが盗まれたことも報告されており、警告を無視して先へ進まないことが重要です。

個人情報やパスワードを入力する前は、アドレスバーのドメイン名と接続の警告を確認します。HTTPSで表示されていても、別のドメインに作られた偽サイトであれば、入力した情報はそのサイトに渡ります。不審な画面や警告が出た場合は入力を止め、接続先を確認する必要があります。

脆弱性は、サイバー攻撃に悪用されるおそれのある欠陥

脆弱性とは、ソフトや設計などにある、サイバー攻撃に悪用されるおそれのある欠陥です。ルーターの内部ソフトに脆弱性が見つかった場合、メーカーは修正版のファームウェアや対処方法を案内します。

パスワードを長くしても、内部ソフトの欠陥が修正されるわけではありません。パスワードの管理とファームウェアの更新は、両方が必要です。

WPSplinterはパスワード変更やWPSオフで解決する?

Wi-Fiのパスワード変更だけでは、WPSplinterの欠陥は直りません。研究者は、WPSという接続機能を設定画面でオフにしても、問題のある処理を完全に止められるとは限らないと説明しています。一般的な最新版への更新も、本件の修正を含むかは別に確かめる必要があります。

2026年10月16日には、一部のルーターで使われる古いWi-Fi用ソフトの脆弱性「WPSplinter」が研究者から報告されました。影響する機器では、Wi-Fiの電波が届く範囲から、接続用のパスワードを知らない相手でも攻撃できるとされています。

古いルーターすべてが同じ影響を受けるわけではありません。第1章の確認手順で自分の機器の型番・版を調べ、メーカーや回線事業者が出しているWPSplinterの案内と照合します。

AIの普及で、脆弱性を狙う攻撃も効率化している

高性能AIは、攻撃対象の情報収集や、脆弱性の調査、攻撃用プログラムの作成にも使われています。作業の一部をAIが補助することで、必要な専門知識や時間・コストの負担が下がり、多数の対象へ攻撃を広げやすくなります。英国NCSCも、AIが攻撃と防御のコスト・速度・規模を変えていると説明しています。

ルーターなどを自動で探して大量に感染させる攻撃は、生成AIの普及前からありました。

AIは、こうした攻撃の準備や改良をさらに効率化する要因です。英国NCSCは、2027年までの見通しとして、AIが既知の脆弱性を悪用する能力を高め、セキュリティ更新が適用されていないシステムへの攻撃を増やすと予測しています。古いルーターも、修正を受けられないまま使い続ければ、知られている欠陥が残る場合があります。

こうした変化を踏まえても、確認するのは手元の機器の更新状況とサポート期間です。サポート中は修正版を適用し、終了日が分かる場合は、その前に交換できるよう準備します。

出典

パスワード変更とファームウェア更新は両方必要

ルーターの設定を守る対策と、内部ソフトの欠陥を直す対策を、それぞれ確認します。パスワードを変更しただけで、すべての乗っ取り対策が終わるわけではありません。

管理画面のパスワードとWi-Fi接続用のキーは別

種類用途確認すること
管理画面のID・パスワードルーターの設定を変更するために使います共通の単純な初期値や、他サービスとの使い回しになっていないか
Wi-Fi接続用の暗号化キースマートフォンやPCをWi-Fiにつなぐために使います推測しやすい文字列に変更していないか、不要な相手と共有していないか
ファームウェアルーター自体を動かしますメーカーの修正版が提供され、適用されているか

管理画面のIDやパスワードを変更できる範囲は、機種によって異なります。取扱説明書に沿って確認します。

共通の初期パスワードや使い回しを見直す

同じ機種に共通する初期パスワードや、123456、passwordなど推測しやすい文字列は見直す必要があります。NOTICEも、こうしたパスワードの危険性を説明しています。

バッファローでも、機種・世代により共通の初期値を使うものと、機器ごとに異なる値を使うものがあります。

機器ごとに異なるパスワードを、覚えやすい短い数字や、他のサービスと同じパスワードへ変更しないことも大切です。変更した情報は、家族も必要なときに確認できる方法で管理します。

銀行や証券など、ネットサービスのパスワード管理も見直したい場合は、パスワード管理アプリは必要?で、無料機能と1Passwordを比較できます。

自動更新が有効か、更新が適用されているかを見る

自動更新に対応した機器でも、現在の設定を確認する必要があります。バッファローには「重要な更新のみ行う」「常に最新版に更新する」などの選択肢があり、機種や設定によって適用の仕方が異なります。

更新時には一時的に通信が切れる場合があります。仕事や通話などで使わない時間帯を選び、更新中に電源を切らないなど、メーカーの手順に沿って進めます。

再起動は、修正版の適用とは別の操作です。電源を入れ直しただけで内部ソフトの欠陥が直るとは考えず、更新の有無と適用状況を確認します。

見覚えのない設定や、不要な外部管理機能を確認する

インターネット側から管理画面へ接続する機能などは、必要性を確認します。利用していないのに有効になっている場合は、機種の案内に沿って見直します。

警視庁は、見覚えのないVPN・DDNS・外部からの管理設定や、知らないVPNアカウントがないかを確認するよう案内しています。これらは遠隔接続などに使う機能です。

見覚えのない変更があった場合は、メーカーや回線事業者に相談し、初期化・更新・パスワード変更などの案内に従います。初期化すると回線の接続設定も消える場合があるため、必要な情報を確認してから行います。

出典

買い替えるなら、回線との対応と更新機能で選ぶ

交換先は、今の回線で使えること、更新を受けられること、住まいや端末に必要な機能があることを確認して選びます。

契約回線・IPv6の接続方式・電話サービスとの対応を確認する

IPv6は、インターネット上で通信するための決まりの一つです。IPv6を使うサービスでも、契約先によって必要な接続方式が異なります。回線事業者の案内で、自分の契約サービスに対応する型番かを確かめます。

光電話に必要な機器を使っている場合は、市販ルーターへ交換することで電話にも影響しないかを調べます。借りている機器をすべて外せるとは限りません。

自動更新と、型番別のサポート情報を確認する

購入候補の公式ページで、自動更新に対応しているか、初期状態で有効か、更新情報をどこで確認できるかを見ます。サポート期間が示されている場合は、期間の長さと、いつから数えるかも比べます。

長く売られている在庫品は、購入日だけでは今後のサポート期間を判断できません。値段と合わせて、型番別の情報を確認することが必要です。

家の広さ、端末、有線ポートに合う性能を選ぶ

Wi-Fi 6・Wi-Fi 7は、通信規格の世代を表す名前です。Wi-Fi 6は複数の機器との通信効率を高め、Wi-Fi 7は複数の周波数帯を同時に使うなどの機能で、速度や安定性の向上を図っています。新しい機能を使うには、ルーターとスマートフォン・PCの両方の対応が必要です。

2.4GHz・5GHz・6GHzは、Wi-Fiが使う電波の周波数帯です。GHzは「ギガヘルツ」と読みます。周波数帯によって届き方や混雑のしやすさが異なるため、数字が大きければ必ず速くなるという意味ではありません。

Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi 6を6GHz帯でも使えるようにした規格です。

周波数帯主な特徴
2.4GHz帯比較的遠くまで届きやすい一方、電子レンジやBluetoothなどの電波と干渉しやすい
5GHz帯2.4GHz帯より電波干渉を受けにくい一方、壁や距離の影響を受けやすい
6GHz帯他の無線との干渉を受けにくい一方、壁や距離の影響を受けやすく、対応機器も必要
確認する条件選ぶときの見方
契約回線と有線接続の速度Gbpsは通信速度の単位です。1Gbpsを超える接続を使いたい場合は、LANケーブルを差し込む端子(有線ポート)も対応しているかを見ます
スマートフォンやPCの対応規格Wi-Fi 6・6E・7のどれを利用できるか、端末側の仕様も確認します
住まいと置き場所間取りや階数、壁の影響を考え、メーカーの推奨環境を参考にします
有線でつなぐ機器PCやテレビなどに必要なLANポートの数を確認します
暗号化方式WPA3など、ルーターと端末の双方が対応する方式と設定方法を確認します

WPA3は、Wi-Fiに接続する機器の確認や、無線通信の暗号化に使うセキュリティ規格です。家庭向けの方式では、従来のWPA2よりパスワードを推測する攻撃への対策が強化されています。利用にはルーターと端末の両方の対応が必要で、ファームウェアの更新も別に続けます。

新しい規格の機器へ替えても、速度や届く範囲の改善が保証されるわけではありません。セキュリティ対策と、通信性能を上げたい目的は分けて確認します。

出典

バッファローを勧める理由と、購入候補2機種の違い

私は2025年1月に購入した、バッファローのWSR-5400XE6/Nを自宅で使っています。設定が分かりやすいと感じており、買い替え先を探す際にも候補に挙げたいメーカーです。

この使用感は私の機種での経験です。ここで比較する2機種を実際に使った評価とは分けて紹介します。

2026年10月23日時点で、本稿ではWSR-5400XE6/N・WSR-3000AX4L・WSR3600BE4PのWPSplinterへの該当・非該当、および本件の修正版は未確認です。 以下は使用感と一般仕様の紹介です。本件の対策を目的に使い続ける・購入する場合は、型番ごとの影響と対処をメーカーへ確かめます。

使用機種を例に、サポートと更新状況を照合する

私の使用機種を調べる場合は、WSR-5400XE6/Nの公式ページから、マニュアルやソフトウェアの案内へ進めます。

2026年10月22日に確認した商品サポート状況一覧は、2026年6月26日現在の情報です。この一覧では、WSR-5400XE6/Nは「サポート継続中」と記載されています。

一覧で機器が「サポート継続中」とされていても、手元の機器が更新済みとは限りません。次は、管理画面のバージョンと、型番別の公式案内を照合します。以下は公式資料に基づく調べ方で、私の実機での更新結果ではありません。

  1. 型番に合う更新情報を開く。 WSR-5400XE6/Nの公式ページから「ソフトウェア」の案内へ進み、ダウンロード対象の型番を確認します。案内されている最新バージョンと、脆弱性への対処情報を控えます。
  2. 手元のバージョンを読む。 WSR-5400XE6シリーズの公式マニュアルでは、設定画面の[詳細設定]を開き、製品名欄の「Ver.X.XX」を見る手順です。画面の値を控え、1で調べた情報と比べます。
  3. 新しい版があれば、公式手順で更新する。 同マニュアルの更新画面は[詳細設定]→[管理]→[ファームウェア更新]です。更新中は通信が切れる場合があるため、使わない時間に画面の案内に沿って進め、電源を切らないようにします。
  4. 更新後の表示を照合する。 案内された版になったことを確かめます。これは一般的な更新の点検で、WPSplinterの修正確認とは別です。本件の影響・修正状況が不明なら、第1章の分岐表から相談へ進みます。画面を開けない、更新が失敗する場合もメーカーへ問い合わせます。

私の機器の現在のバージョンや、更新の完了は未確認です。また、シリーズ名が似ていても更新ファイルを推測で選ばず、末尾の「/N」を含む自分の型番が対象かを公式案内で確かめます。

1ギガ回線で使う機種として比較する

新しく購入する場合、1ギガ回線での利用を考える人向けに、次の2機種を比較できます。どちらもインターネット側の有線ポートは最大1Gbpsです。

項目WSR-3000AX4LWSR3600BE4P
Wi-Fi規格Wi-Fi 6Wi-Fi 7
使用する周波数帯5GHz・2.4GHz5GHz・2.4GHz
6GHz帯非対応非対応
インターネット側ポート最大1Gbps最大1Gbps
LANポート最大1Gbps×3最大1Gbps×3
WPA3対応。利用には手動設定が必要対応。利用には手動設定が必要
自動更新の初期設定重要な更新のみ行う重要な更新のみ行う
確認できた最新ファームウェアVer.1.01(2026年6月9日公開)Ver.6.06(2026年9月14日公開)
型番別サポート一覧2026年6月26日版では掲載を確認できず同一覧ではBK・WHともサポート継続中
個別のサポート終了日今回確認した資料では確認できず同一覧に終了年月の記載なし
WPSplinterへの該当・非該当/本件修正版未確認未確認
比べる場面Wi-Fi 6対応端末を中心に使う場合Wi-Fi 7対応端末の利用も考える場合

更新・サポート情報は2026年10月23日確認。サポート一覧は2026年6月26日現在の記載なので、その後の告知も合わせて調べます。WSR-3000AX4Lの一覧掲載を確認できないことは、サポート終了を意味しません。

両機種とも、初期設定では常に最新版へ更新するわけではありません。自動更新の範囲を選び、現在のバージョンも点検する必要があります。

今後何年間の修正を受けられるかは、公開済みの更新ファイルだけでは決まりません。この情報だけでサポートの残り期間に優劣を付けず、購入前には型番別の最新状況と終了予定をメーカーへ確かめます。

Wi-Fi 7対応端末を使う予定や予算に合わせて、WSR-3000AX4LとWSR3600BE4Pを比較できます。実売価格は販売店によって異なるため、購入時の価格と回線への対応を合わせて確認します。

Wi-Fi 7対応でも、6GHz帯を使えるとは限りません。この2機種は、どちらも6GHz帯には対応していません。

私の使っているWSR-5400XE6/Nは6GHz帯にも対応するWi-Fi 6E機なので、2機種を単純な上位の買い替え先としては扱いません。

6GHz帯を使いたい人や、1Gbpsを超える有線接続を必要とする人は、条件に合う別の機種も比較する必要があります。

バッファローも、購入後の更新が必要

バッファローは2026年3月23日、一部ネットワーク商品の複数の脆弱性と対処方法を公表しました。WSR3600BE4Pには対策済みファームウェアが提供された一方、WZR-600DHPなどサポート終了の対象機種には修正版がなく、使用停止と新商品への移行が案内されています。

この3月の告知は別件で、WPSplinterへの対処を確認した根拠ではありません。同じメーカーでも、機種によって対応は異なります。購入候補の仕様だけでなく、対処したい脆弱性の告知と更新情報まで確認して選ぶ必要があります。

出典

ルーターと一緒に回線契約も見直したい場合

月額料金や通信の使い勝手にも不満がある場合は、ルーターの交換と合わせて回線契約を比較できます。更新や機器交換だけで対応できるなら、今の回線契約を続ける選択もできます。

回線の問題か、宅内のWi-Fiの問題かを切り分ける

特定の部屋だけ遅い場合は、置き場所や壁など、自宅内のWi-Fi環境が関係している可能性があります。可能であれば、ルーターの近くや有線接続でも同じ作業を試し、使う時間帯も変えて比べます。

回線契約を変えても、宅内の置き場所や古い機器が原因であれば改善しないことがあります。支障が起きる場所・時間帯・接続方法を確認してから、変更する範囲を考えます。

ブログやネットショップでの作業が遅い場合は、副業の回線・パソコンの選び方で、通信の遅さとPCの処理の遅さを分けて調べられます。

ルーター代を含めた費用で比べる

比べる費用・条件確認する内容
毎月の回線料金割引期間中と、終了後の料金
工事などの初期費用支払総額、分割条件、途中解約時に残る負担
現在の回線の解約解約時の費用、機器返却、必要に応じた撤去の条件
ルーター・Wi-Fi機能購入代、レンタル料金、追加オプション、返却条件
更新と故障時の対応自分で行う操作、事業者による更新や交換の案内
電話などの付帯サービス継続できるか、番号や利用機器に影響がないか

回線事業者のレンタル機器やWi-Fi機能を利用できる場合は、市販ルーターの購入と費用を比較できます。レンタルでも、更新方法と交換条件の確認は必要です。

通信費以外も含めて毎月の支払いを見直す場合は、固定費を見直す順番に沿って、明細から契約と支払額を洗い出せます。

eo光は、住所・建物と申込条件を確認して検討する

私は自宅でeo光とバッファローのWi-Fiルーターを使っており、普段の作業では特に気になる不満はありません。他社回線との速度の実測比較を行った結果ではなく、自宅で使っている範囲の使用感です。

eo光を検討する場合は、自宅の住所・建物で使えるサービスと契約条件を調べます。主な提供エリアは近畿2府4県と福井県の一部ですが、その地域内でも利用できない住所や建物があります。eo光の提供エリアの案内

ルーターについても、契約や設備によって利用できる機器・機能が異なります。eo光多機能ルーターなどのレンタル条件と、市販品を購入する場合の費用を比べられます。

すでにeo光を使っている場合は、新規申込より先に、契約中の窓口で機器交換やコース変更の条件を確認します。

これからeo光への変更を考える場合は、住所・建物の提供条件と、今の契約から変える際の費用を比べて検討できます。

リンク先はeo光の正規取次店の案内ページです。

買い替えた後に確認する設定と古いルーターの処分

新しいルーターでも、設置時に更新と基本設定を確認します。購入したばかりの機器でも、最新のファームウェアが適用されているとは限りません。

更新・パスワード・暗号化方式を確認する

設置後に確認する項目は、次のとおりです。

  1. 型番に合う最新ファームウェアが適用されているか。
  2. 自動更新が有効で、更新する範囲と時間帯が使い方に合っているか。
  3. 管理画面のパスワードが、推測しやすい文字列や使い回しになっていないか。
  4. Wi-Fiの暗号化方式が、利用端末と機種の案内に合っているか。
  5. インターネット側からの管理機能が、不要なのに有効になっていないか。

古い機器の接続名や暗号化キーを引き継ぐ機能を使う場合も、弱い設定をそのまま残さないよう確認します。設定を変更すると端末の再接続が必要になることがあるため、接続中の機器と操作手順も把握しておきます。

旧機器は初期化と返却・処分方法を確認する

古いルーターを譲渡・処分する場合は、メーカーの手順に沿って設定を初期化します。購入した機器の処分方法は自治体や回収先、レンタル機器の返却方法は回線事業者の案内を確認します。

サポートが終了した機器を予備として再接続すると、再び管理が必要になります。使わない機器を残す場合も、ネットワークへつないだまま放置しないことが大切です。

よくある質問

購入から何年でルーターを買い替えるべきですか?

使用年数だけでは決められません。型番から更新サポートの終了予定と脆弱性の対処情報を調べ、終了日が分かれば、その前に交換できるよう準備します。

すでに終了している機器は早めに交換を検討します。

通信が途切れるなどの不具合がある場合は、故障や回線側の問題も確認します。

PCにセキュリティソフトがあれば、ルーターの更新は不要ですか?

ルーターの更新も必要です。PC向けのセキュリティソフトを入れても、ルーターの内部ソフトの欠陥が修正されるわけではありません。端末とルーターをそれぞれ管理します。

まとめ

古いルーターのセキュリティが気になる場合は、まず型番・版を控え、メーカーのサポート状況と、気になる脆弱性への対処情報を調べます。

WPSplinterは、一般的な最新版に更新しただけで対処済みとは判断できません。本件の修正版があれば更新し、影響や修正状況が不明・修正版を利用できない場合は相談へ進みます。

サポート終了日が分かる機器はその前に交換を準備し、終了済みなら早めに交換を検討します。

回線契約の見直しは、月額料金や使い勝手にも不満がある場合の追加の検討です。第1章の分岐表で、自分の機器に必要な更新・交換・相談を選べます。

次に読む

回線や通信費、買い替え後の家計も見直したい場合は、次の記事を参照できます。

副業のパソコンとネット環境の選び方 親のスマホ代の見直し方 固定費を見直す順番 使っていないサブスクの探し方 家計簿を1か月つける方法

この記事を書いた人

たっくー

たっくー

元税務担当
確定申告受付1,000件以上
投資14年

元・自治体職員。税務の窓口で確定申告を1,000件以上受け付けてきました。今は会社員です。副業のネットショップでは、年間売上約814万円を経験しました。ブログも運営し、投資歴は14年です。こうした実体験をもとに、副業や税金、家計管理など、お金のことを書いています。

※個別の税務相談は、税理士や税目に応じた担当窓口へ。