口座の中でお金を分けたいなら、ドコモの銀行
楽天市場や楽天カードをよく使うなら、楽天銀行
私はドコモの銀行を15年、楽天銀行を6年使ってきました。金利よりも、お金の管理のしやすさを重視しています。この記事で家計管理に使う銀行口座を、5つの基準で比べます。
この記事でわかること
- 生活費や貯金を口座内で分けて管理したいなら、目的別口座のあるドコモの銀行
- 楽天市場や楽天カードをよく使うなら、楽天銀行が候補になる
- どちらか迷ったら、ATM手数料やポイント、使っている証券口座などで比べる
ドコモの銀行と楽天銀行を比較
ドコモの銀行は、目的別口座で生活費や貯金を分けて管理できます。楽天銀行は、楽天市場で楽天カードを使い、利用代金を引落日当日に楽天銀行から引き落とすと、対象の買い物でポイント優遇を受けられます。
両行とも、振込や残高確認をスマホで済ませられ、コンビニATMを利用できます。口座内の仕分け・証券口座との連携・手数料・ポイント・金利の5つで比べます。
| ドコモの銀行 | 楽天銀行 | |
|---|---|---|
| 口座の中での仕分け | 〇 目的別口座 | ー |
| 証券口座との連携 | 〇 SBI証券 | 〇 楽天証券 |
| ATMの無料回数 | カードは月2・5・10・15・20回ランク別。「アプリでATM」は何度でも無料 | 開設月・翌月・翌々月は各月最低3回その後はハッピープログラムで月0〜7回。スマホATMも同じ無料回数 |
| ATMの無料回数を超えたら | 1回165円/ゆうちょ銀行330円「アプリでATM」ならセブン銀行・ローソン銀行で0円のまま | 1回220円または275円3万円以上の入金は無料回数を使わず0円 |
| 他行あて振込の無料回数 | 月1・5・10・15・20回ランク別 | 会員ステージで月0〜3回給与・賞与・年金の受取特典は3回。会員ステージ分と多いほうを適用。エントリーが必要 |
| 他行あて振込の無料回数を超えたら | 1回77円 | 1回145円 |
| 他行の口座から自動で入金 | 〇 定額自動入金 本人名義の他行口座から毎月移せる | ー |
| 貯まるポイント | dポイントなど連携状況・支店による | 楽天ポイント |
| 円預金の金利 | 普通預金 年0.50%SBIハイブリッド預金 年0.51% | 普通預金 年0.40%マネーブリッジ 最大年0.48% 楽天カード引落 年0.42% |
| デビットカード | 〇 年会費無料あり (Visa・Mastercard) | 〇 年会費無料あり (Visa・Mastercard・JCB) |
注記を見る
ATMの無料回数/無料回数を超えたら
ドコモの銀行:対象支店では、キャッシュカードの無料回数はスマプロランクにより月2・5・10・15・20回です。セブン銀行・ローソン銀行の「アプリでATM」は何度でも無料です。キャッシュカードの無料回数を超えると、セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行は1回165円、ゆうちょ銀行は330円です。
楽天銀行:開設月・翌月・翌々月は各月最低3回無料です。その後はハッピープログラムの会員ステージにより月0〜7回です。無料回数を超えると、みずほ銀行・セブン銀行・イオン銀行・Patsatは1回220円、ローソン銀行・イーネット・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・VIEW ALTTEは275円です。3万円以上のATM入金は無料回数を使わず0円です。
他行あて振込の無料回数
ドコモの銀行:スマプロランクにより月1・5・10・15・20回です。開設から4か月はシルバーを下回らず、他行振込は最低月5回無料です。
楽天銀行:会員ステージにより月0〜3回です。給与・賞与・公的年金の受取があると、原則として翌月に3回付与されます。26日以降の受取は翌々月です。会員ステージ分と比べて多いほうが適用されます。給与・賞与・公的年金の受取で付与された無料回数の未使用分は、2回まで翌月へ繰り越せ、最大5回まで保有できます。ただし、当月25日までにこれらの受取がない場合、翌月には繰り越されません。会員ステージ分は繰り越せません。
他行あて振込の無料回数を超えたら
ドコモの銀行:三井住友信託銀行あてとドコモの銀行どうしは0円
楽天銀行:楽天銀行どうしは0円
他行の口座から自動で入金
ドコモの銀行:本人名義の対象金融機関の口座から、1万円以上・1,000円単位で設定できます。登録は最大5契約です。引き落とし日は毎月5日または27日で、銀行の休業日なら翌営業日です。入金は原則として引落日の4営業日後で、土日・祝日・年末年始など、銀行の休業日を除いて数えます。手数料は原則無料ですが、スルガ銀行Dバンク支店を引落口座にすると、所定の免除条件を満たさない限りかかります。初回の引き落としは、申し込みが完了してから8営業日後以降の引落日に行われます。金融機関によっては、さらに時間がかかる場合があります。
貯まるポイント
ドコモの銀行:dアカウントの連携状況や支店により、dポイント、dポイント(未連携)、スマプロポイントのいずれかが貯まります。dポイント(未連携)は、そのままでは使えず、dアカウント連携後にdポイントへ交換されます。
楽天銀行:ハッピープログラムの対象取引で楽天ポイントが貯まります。
預金金利
ドコモの銀行:SBIハイブリッド預金は普通預金とは別の預金です。その残高はATM出金や振込に直接使えないため、使う前に代表口座へ振り替えます。
楽天銀行:マネーブリッジと楽天カード引落の条件が重なる場合は、高いほうの優遇金利が適用されます。楽天カード引落の優遇は、引き落としがあった月の翌月1か月間です。
デビットカード
デビットカードは、利用額が原則としてその場で銀行口座から引き落とされるカードです。両行とも年会費無料のカードと有料のカードがあります。ドコモの銀行はVisa・Mastercard、楽天銀行はVisa・Mastercard・JCBの年会費無料カードがあります。
※無料回数・超えたときの手数料・金利・デビットカードと、ドコモの銀行の定額自動入金・定額自動振替・定額自動振込は、2026年10月1日時点の公式情報です。ドコモの銀行のATM手数料は、公式サイトが2025年5月29日現在として掲載している金額です。金利は税引前・変動金利で、キャンペーン金利とボーナス金利は含めていません。マネーブリッジの年0.48%は普通預金残高1,000万円以下の部分に適用されます(超えた部分は年0.42%)。
どちらも証券口座と連携すると、通常の普通預金より高い金利で預けられます。ドコモの銀行は普通預金とは別の「SBIハイブリッド預金」、楽天銀行は「マネーブリッジ」の優遇金利が適用される普通預金が対象です。ドコモの銀行の目的別口座の中では、SBIハイブリッド預金は利用できません。円普通預金として分けた残高には、円普通預金の金利が適用されます。
証券口座と連携したときは、ドコモの銀行のSBIハイブリッド預金が年0.51%、楽天銀行の普通預金(マネーブリッジ)が最大年0.48%で、差は0.03ポイントです。100万円を1年間預けた場合、税引後の利息の差は約240円です。
楽天銀行は2026年11月2日の金利改定を予定しています。通常の普通預金は年0.50%、楽天カード引落の優遇金利は年0.52%、マネーブリッジは残高1,000万円以下の部分が年0.58%になります(税引前・ボーナス金利別)。ドコモの銀行のSBIハイブリッド預金が年0.51%のままなら、改定後は楽天のマネーブリッジのほうが高くなります。
残高50万円で、月の手数料を比べる
無料回数は、残高や取引条件で変わります。両行の残高が50万円で、セブン銀行ATMから月3回出金し、通常の他行あて振込を月2回する例を比べます。ATMは両行ともキャッシュカードを使います。
| 残高50万円での利用例 | ドコモの銀行 | 楽天銀行 |
|---|---|---|
| 適用ランク | シルバー | プレミアム |
| ATM出金 月3回 | 0円月5回無料 | 220円月2回無料。3回目は有料 |
| 通常の他行振込 月2回 | 0円月5回無料 | 0円月2回無料 |
| 合計(1か月) | 0円 | 220円 |
開設時の優遇終了後、表のランクで比べた例です。給与受取などの特典は含めていません。
無料回数を超えた場合
無料回数の範囲内なら、どちらも手数料は0円です。以下は、無料回数を使い切った後に、さらにATMを月3回、通常の他行あて振込を月2回利用した場合です。ことら送金は使わないものとします。
| 無料回数を超えたときの手数料 | ドコモの銀行 | 楽天銀行 |
|---|---|---|
| ATM 月3回 | 495円165円×3回 ゆうちょ銀行以外でキャッシュカードを使う場合。アプリでATMなら0円 | 660円220円×3回 セブン銀行・イオン銀行の場合 |
| 他行振込 月2回 | 154円77円×2回 | 290円145円×2回 |
| 合計(1か月) | 649円アプリでATMなら154円 | 950円 |
| 合計(1年) | 7,788円アプリでATMなら1,848円 | 11,400円 |
この条件では、両行で生じる手数料の差は、金利差による利息の差を上回ります。
残高50万円での比較条件
比較表の前提
開設時の優遇が終わり、表のランクが適用されている場合の比較です。楽天銀行では、ハッピープログラムにエントリー済みで、有効なキャッシュカードを持っているものとします。残高以外の条件による上位ランクや給与受取などの特典はなく、無料回数をほかの取引には使っていません。
残高の判定日と対象
ドコモの銀行では、スマートプログラムの対象支店を使うものとします。ランクを判定する月の月末に、円普通預金とSBIハイブリッド預金の合計残高が50万円あり、その翌々月にシルバーが適用された後の例です。条件の詳細はスマートプログラムで確認できます。
楽天銀行は、25日が終わった時点で残高が50万円あり、その翌月にプレミアムが適用された後の例です。条件の詳細はハッピープログラムで確認できます。
10万円以下の送金には、ことら送金も使える
ドコモの銀行では、ことら送金も使えます。対応金融機関の個人口座へ送る場合、1回10万円以下なら何度でも無料で、通常の振込の無料回数も減りません。
アプリとスマート認証NEOが必要で、一部支店は対象外です。
あなたに合うのはどっち?
出典
- ドコモの銀行:定額自動入金の引落し・入金スケジュール
- ドコモの銀行:定額自動入金の商品概要と手数料
- ドコモの銀行:円普通預金
- ドコモの銀行:SBIハイブリッド預金
- ドコモの銀行:スマートプログラム
- ドコモの銀行:ポイント
- ドコモの銀行:ATM手数料
- ドコモの銀行:振込手数料
- ドコモの銀行:定額自動入金
- ドコモの銀行:定額自動振替
- ドコモの銀行:定額自動振込
- ドコモの銀行:デビットカード
- ドコモの銀行:セキュリティ
- ドコモの銀行:口座開設
- 楽天銀行:金利一覧
- 楽天銀行:ハッピープログラム
- 楽天銀行:ATM
- 楽天銀行:振込
- 楽天銀行:デビットカード
- 楽天銀行:セキュリティ
- 楽天銀行:口座開設の流れ
家計のお金を5つに分けて管理している
私はドコモの銀行を普段使いしています。目的別口座で、口座内のお金を「生活費」「生活防衛資金」「翌月のカード支払い用」「貯金」「将来の教育費」に分けています。クレジットカードは三井住友カード(NL)1枚にまとめています。
翌月のカード引き落とし額が確定したら、その金額を支払い用の目的別口座に分けておき、引き落とし日の前日に代表口座へ移しています。カードで大きな支払いをしたときは、忘れないようにその日のうちに同じ額を支払い用の口座へ入れるようにしています。
妻は、必要なお金をあらかじめ分けておくことで、翌月のカード引き落としへの不安が減ったそうです。送金や引き落としの前に代表口座へ戻す必要はありますが、すぐに済むからそこまで手間がかからないそうです。
ドコモの銀行の特徴
生活費と貯金を分けて管理できる目的別口座と、自動でお金を移す機能があります。
- 目的別口座
「生活費」「貯金」「旅行用」などの目的別口座を最大10個作り、お金を分けて管理できる - 定額自動入金・定額自動振替・定額自動振込
本人名義の他行口座から代表口座への入金、代表口座から目的別口座への振替、指定先への振込を自動化できる - アプリでATM
セブン銀行・ローソン銀行ATMなら、キャッシュカード無しでスマホアプリのみで入出金できる - スマプロランク
利用者のランクのこと。残高や取引に応じてATM・他行振込の無料回数が増える - SBI証券との連携
SBIハイブリッド預金なら銀行口座残高をスマホで証券口座に移せて、金利も普通預金より高くなる
目的別口座でできること
代表口座から目的別口座への移動は「定額自動振替」で自動化もできます。ただし、目的別口座から代表口座へ戻す操作は自動化できません。カードの引き落とし前などは、手動で振り替えます。
定額自動入金で、給与口座を変えずに貯める
給与を受け取る銀行を変えずに、貯金分だけドコモの銀行へ自動で移す方法もあります。「定額自動入金」は、本人名義の他行口座から、毎月決まった金額をドコモの銀行の代表口座へ移すサービスです。即日入金ではなく、引き落としから原則4営業日後に入金されます。申し込みは、ドコモの銀行のサイトで行います。
楽天銀行も対象です。例えば、楽天銀行を給与受取や楽天カードの引き落としに使い、毎月3万円をドコモの銀行へ自動で移す使い方があります。さらに「定額自動振替」を別に設定すれば、そのお金を教育費などの目的別口座へ分けられます。
他行からの入金と、口座内の振替は別のサービスです。それぞれ申し込みと設定が必要です
目的別口座への自動振替は、公式の入金スケジュールを確認し、入金予定日より後になるよう余裕を持って設定します。引き落とし元になる楽天銀行にも、カードの支払いなどに必要なお金を残しておきます。
ドコモの銀行に変わっても、口座はそのまま使える?
住信SBIネット銀行は2026年8月3日に商号が「ドコモSMTBネット銀行」へ変わり、個人向けのサービス名は「ドコモの銀行」になりました。目的別口座とSBIハイブリッド預金、SBI証券との連携は続き、キャッシュカードもそのまま使えると公式サイトのお知らせに書かれています。すでに持っている口座は、そのまま使い続けられます。
楽天銀行の特徴
楽天カード・楽天証券と連携でき、楽天ポイントもまとめやすい銀行です。
楽天銀行のポイント・金利・手数料の優遇
- 楽天ポイントが貯まる
ハッピープログラムの対象取引ごとにポイントが付く - 楽天カードとの相性
楽天カードの引き落としがあると、翌月の普通預金金利が上がる - マネーブリッジ
楽天証券と連携すると普通預金の金利が上がる - ランク制度
残高や対象取引件数に応じて、ATM・他行振込の無料回数が決まる - コンビニATM対応
提携するコンビニATMで入出金できる。セブン銀行・ローソン銀行ではスマホATMも使える
楽天銀行のスマホATMは、アプリだけで入出金できます。キャッシュカードと同じ手数料・無料回数が適用されます。ドコモの銀行の対象支店で使う「アプリでATM」と、無料になる条件が異なります。
楽天市場のポイント優遇制度「SPU」では、楽天市場で楽天カードを使い、利用代金を引落日当日に楽天銀行から引き落とすと、対象の買い物にポイントが+0.3倍加算されます。さらに、買い物の前月に楽天銀行で給与・賞与・年金のいずれかを受け取り、ハッピープログラムにエントリーしている場合は、合計+0.5倍になります。
消費税・送料・ラッピング料は対象金額に含まず、月に加算されるポイントの上限は1,000ポイントです。期間限定ポイントで、再引落しや利用代金の全額をポイントで支払う場合などは対象外です。複数の楽天カードを持つ場合の支払条件など、詳しくは楽天銀行のSPU案内で確認できます。
例えば、SPU対象の購入額が月3万円なら、楽天銀行の利用による加算分は、+0.3倍で概算90ポイント、給与等の受取条件も満たす+0.5倍で概算150ポイントです。購入ごとの端数処理を省いた目安です。
の引き落としも、への入金も、同じ銀行口座からできます。楽天証券とマネーブリッジで連携すると、普通預金の金利優遇を受けられます。
口座開設の手数料と維持費は無料です。スマホで申し込めますが、本人確認書類を配達員に提示するか郵送で提出する場合は、口座開設まで1〜2週間ほどかかります。
楽天銀行で、お金を目的別に分けるには
楽天銀行には、目的別口座のように普通預金の残高を用途別に分ける機能はありません。
楽天銀行の普通預金口座は一つまで
また、楽天銀行の口座取引規定には、普通預金について「一人一口座での取引」と書かれています。同じ名義で2つ目の口座を作り、片方を生活費の口座、もう片方を貯金用の口座にすることはできません。
定期預金や他行口座でお金を分ける方法
- 定期預金に預け替える
普段使うお金と分けて、貯金に手をつけにくくする - 別の銀行に分ける
貯金用などの口座を別の銀行に作る。ただし、残高や明細を確認する場所は増える
※マネーサポートを使えば資産をまとめて確認できますが、楽天銀行の口座内で残高を分けて置く機能ではありません。
両行の弱点と、利用前に確認したい注意点
ドコモの銀行の目的別口座に置いたお金は、支払い前に代表口座へ戻す必要があります。ATMの無料回数の適用条件や問い合わせ窓口の受付時間は、銀行ごとに異なります。
ドコモの銀行で困るところ
- 目的別口座から直接は出せない
ATMでの引き出しも他行への振込も、代表口座から行う。すぐに使うお金や引き落としに使うお金は、あらかじめ代表口座に移しておく必要がある - キャッシュカードでATMを使うと無料回数が減る
アプリでATMを使えば、無料回数は減らない - 新規の優遇は4か月で終わる
開設から4か月はシルバーを下回らず、キャッシュカードのATM手数料は最低月5回無料です。優遇終了後は、ランクにより月2回になることがあります。 - 屋号を使った名義では作れない
副業で店名や事業名(屋号)を付けた口座を使いたい場合は、対応している別の銀行を選ぶ必要がある
楽天銀行で困るところ
- 開設時の優遇後は、ハッピープログラムへのエントリーが必要
開設月・翌月・翌々月は、ATM手数料が各月最低3回無料になる。その後の無料回数は、エントリー後の会員ステージで決まる - 給与受取の特典にもエントリーが必要
エントリーしていても、勤め先から「給与振込」として振り込まれない場合は、他行振込が3回無料になる給与受取の特典は受けられない - 口座開設の審査で、勤め先へ在籍確認の電話が入ることがある
個人名・非通知で確認する場合があると、公式サイトに書かれている
どちらにも共通して困るところ
- ATMで硬貨は使えず、両替もできない
セブン銀行などのATMは紙幣だけの取り扱いで、1万円未満を引き出すときは全額が千円札になる - メンテナンスの時間帯がある
ドコモの銀行では、毎週土曜の23時30分から翌0時30分まで、他行あての当日振込を利用できない。楽天銀行も毎日24時にシステムの日付が変わり、その前後は入出金明細への反映がずれることがある - 電話で聞ける時間が決まっている
ドコモの銀行の電話相談は予約制で、平日9時から18時まで利用できる。楽天銀行の電話窓口は毎日9時から17時まで対応している。カードの紛失・盗難と振り込め詐欺に関する連絡のみ、24時間365日受け付けている - 不正利用の補償には条件がある
両行とも補償には通知時期などの条件がある。身に覚えのない取引に気づいたら、すぐに銀行へ連絡する。過失の程度によって、補償額が減額されたり対象外になったりする場合がある
結局どっち?タイプ別の選び方
ドコモの銀行には生活費や貯金を口座内で分ける機能があり、楽天銀行には楽天市場・楽天カード・引き落としを組み合わせたポイント優遇があります。利用している証券口座と、ATM・振込の利用頻度も合わせて選べます。
ドコモの銀行が合う人
- 口座の中でお金を仕分け、貯金も自動化したい人。
- 給与口座はそのままに、貯金分を別の銀行へ毎月自動で移したい人。
- で投資を始める人。
楽天銀行が合う人
- 楽天市場で楽天カードを使い、引き落とし口座も楽天銀行にしてポイント優遇を受けたい人。
- ポイントを楽天にまとめたい人。
- で投資を始める人。
銀行口座と証券口座を連携すると、金利優遇などを利用できる
はドコモの銀行と、楽天証券は楽天銀行と組み合わせると、連携機能を使えます。
両方を使った経験から、普段使いには目的別口座のあるドコモの銀行を選びました。
楽天市場で楽天カードを使い、生活費や貯金も分けたい場合は、普段使うATMと出金・振込の回数をもとに、両行の1か月の手数料を比べられます。楽天銀行の手数料がドコモの銀行より高くなる場合は、楽天銀行の利用によって月に増えるポイントで、その差を補えるかが判断材料です。
目的別口座では、支払い前にお金を代表口座へ戻す操作が必要です。この手間をかけても用途ごとの残高を分けて管理したい人には、ドコモの銀行が合います。今の口座で無理なく管理できているなら、口座を増やす必要はありません。
ドコモの銀行を無料で開設 楽天銀行を無料で開設副業用の口座は家計用と分けて管理する
事業利用できる口座を選ぶ
副業をしている人や、これから考えている人は副業用の口座を用意しましょう。副業の売上の入金や、仕入れ・経費の引き落としを家計用とは別の口座にまとめると、仕訳のときに家計の取引と副業の取引を分け直す手間を減らせます。売上を受け取る口座は、事業利用が認められていることも必要です。
楽天銀行の口座取引規定では、個人口座を個人事業目的に使うことはできません。楽天銀行で副業の売上を受け取るなら、個人ビジネス口座を別に申し込みます。この記事の比較表とは料金や優遇の条件が異なるため、公式の申込条件を確認してください。
副業用口座の選び方や、時期、切り替える手順は、「副業用口座は個人口座でいい?」で説明しています。
確定申告の窓口で見た、口座を分ける理由
確定申告の時期に、私は窓口を訪れた人と一緒に申告書を仕上げる仕事をしていました。生活費と副業の取引が1つの口座に混ざっている場合は、通帳の明細を1件ずつ見ながら、副業に関係する入出金かを確認していました。
本人も、その支出が私用か副業用かを思い出す必要があり、確認に時間がかかっていました。私はこの経験から、銀行口座は金利の高さより、お金の管理のしやすさで選ぶようになりました。
窓口で見た副業の申告そのものは、「副業の確定申告で損する人・危ない人」に書きました。
よくある質問
ドコモの銀行と楽天銀行、2つとも口座を作ってもいいですか?
はい。例えば、楽天カードの引き落としや楽天市場の支払いは楽天銀行、教育費などの貯金はドコモの銀行の目的別口座、と役割を分ける方法もあります。定額自動入金を使えば、本人名義の楽天銀行の口座からドコモの銀行へ毎月自動でお金を移せます。ただし、確認する口座は増えるため、残高や引き落とし予定の管理は必要です。1つの銀行で無理なく管理できているなら、両方を持つ必要はありません。
手数料や金利の条件は変わりませんか?
変わることがあります。ランク条件や金利は改定されるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。
いま使っているメガバンクの口座はどうすればいいですか?
すぐに解約する必要はありません。ネット銀行へ切り替える場合は、給与振込や引き落としの変更を済ませてから、元の口座を解約するか検討します。その手順を「使わない銀行口座の解約方法」にまとめています。
ネット銀行は安全に使えますか?
認証機能を利用しても、不正利用のリスクは残ります。ドコモの銀行はスマート認証NEOのログイン承認、楽天銀行はワンタイム認証やログイン制限の設定を確認してください。メールやSMSのリンクからログインせず、公式アプリや保存したブックマークから開き、OS・アプリも更新します。身に覚えのない認証要求は承認せず、入出金通知も有効にします。異変があればすぐに銀行へ連絡してください。不正送金の補償には、銀行への届け出や過失などの条件があります。
銀行が破綻したら、預金はどうなりますか?
預金保険制度により、利息の付く円普通預金や円定期預金などの対象預金は、預金者1人・1金融機関ごとに合算し、元本1,000万円までと破綻日までの利息が保護されます。不正送金の補償とは別の制度です。
ネット銀行のデメリットは何ですか?
日常の取引はアプリやWebが中心で、ログイン情報の管理や操作が必要です。ドコモの銀行には口座開設をサポートする取扱店舗もありますが、銀行の支店ではなく、現金や両替は扱いません。ATMや振込の手数料は、使うATMや無料回数の条件によって変わります。
副業用と家計用で、口座を分けたほうがよいですか?
口座を分けておくと、確定申告に必要な副業の入出金を確認しやすくなります。私は税務の窓口でも、家計と副業の取引が混ざり、確認に時間がかかるケースを見てきました。
目的別口座は、普通の口座と何が違うのですか?
1つの口座の中を、用途ごとに分けて管理できる機能です。ドコモの銀行では、目的別口座を10個まで作れます。設定した金額を毎月、貯金用の目的別口座へ自動で移すこともできます。ただし、目的別口座からは、ATMでの引き出しや振込を直接行えません。使うときは、いったんお金を代表口座に振り替えます。
デビットカードは使えますか?
両行とも年会費無料のデビットカードがあります。ドコモの銀行にはVisa・Mastercard、楽天銀行にはVisa・Mastercard・JCBの年会費無料カードがあります。楽天銀行では、デビットカードの利用100円につき1ポイント貯まります。ドコモの銀行ではスマプロランクに応じて還元率が上がるカードもあり、年会費のかかるプラチナデビットも選べます。条件はカードの種類で変わるので、申し込む前に公式サイトで確認してください。
住信SBIネット銀行はどうなりましたか?
なくなったわけではありません。2026年8月3日に商号が「ドコモSMTBネット銀行」へ変わり、個人向けのサービス名が「ドコモの銀行」になりました。銀行そのものは同じで、口座番号と支店は変わらず、キャッシュカードもそのまま使えます。目的別口座やSBIハイブリッド預金、SBI証券との連携も続きます。
給与の受取口座にしています。勤め先に銀行名の変更を伝える必要はありますか?
口座番号・支店・キャッシュカードはそのままで、口座振替の手続きも不要です。ただし、振込先としての銀行名は2026年8月3日から「ドコモSMTBネット銀行」です。銀行は「振込をする相手に新しい銀行名で振り込むよう依頼してください」と案内しているので、勤め先には新しい銀行名を伝えてください。なお、旧行名のまま振り込まれた場合も、2026年10月30日までは新しい銀行名に読み替えて入金されます。ただし、振込元の銀行によっては、それ以前に旧銀行名での振込を受け付けなくなる場合があります。振込のときのカナ表記は「ドコモSMTBネツト」または「ドコモエスエムテイ-ビ-」です。
まとめ
私は目的別口座で生活費・翌月のカード支払い・貯金を分けられるため、ドコモの銀行を普段使いに選んでいます。今の口座で無理なく管理できているなら、口座を増やす必要はありません。
※掲載内容は2026年10月時点の情報です。サービス内容・手数料・条件等は変更される場合があります。お申し込み・ご利用前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

