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銀行口座を選ぶ|住信SBIと楽天どっち?

ネット銀行(住信SBIと楽天銀行)の選び方を解説するイラスト

5つの基準で、メインバンクを1つに絞る

基準は口座の中での仕分け・証券との連携・手数料・ポイント・金利の5つ

候補は、住信SBIネット銀行と楽天銀行の2つです。銀行選びで差がつくのは、金利のわずかな差より、お金の流れを追いやすいかどうかです。私は普段使いを住信SBIネット銀行に、副業用を楽天銀行にしています。5つの基準で比べると、自分に合うほうを選べます。

この記事でわかること

  • 普段使いの口座は1つに絞る。
    候補は「住信SBIネット銀行」か「楽天銀行」
  • 比べる基準は5つ。
    口座の中での仕分け/証券口座との連携/手数料/ポイント/金利
  • 結論
    口座内でお金を目的別に分けたいなら住信SBI、楽天のサービスをよく使うなら楽天銀行
    迷ったら住信SBI

確定申告の受付で見た、口座の使い方

確定申告の時期、私は窓口で申告書を一緒に仕上げる仕事をしていました。受け付けたのは1000件以上です。そこで毎年見ていたのは、副業のお金と生活費を別の口座で管理しているかどうかで、申告のラクさがかなり変わることでした。

生活費も、副業の売上も経費も、ぜんぶ1つの口座に混ざっている方は、どれが事業の取引かを通帳から拾い出すだけで時間がかかっていました。何度も「これは何のお金か」を確認することになります。逆に、最初から口座を分けている方は、その口座の動きをそのまま集計に回せて、短い時間で終わっていました。

わかりやすい例でしたが、私はこの経験から、銀行口座は「金利の高さ」より、「お金を分けて、管理しやすいか」で選ぶようになりました。普段使いと副業用を分けることは当然ですが、普段使いのひとつの口座の中でもお金の置き場所を分けることができる銀行を見ていきます。

なぜ「ネット銀行」なのか

普段使いにするなら、店舗型よりネット銀行が向いています。理由はシンプルで、「銀行に行く」という手間そのものがなくなるからです。他にも利点があります。

  • 口座開設から振込・残高確認まで、すべてスマホで完結する
  • コンビニATMで入出金できるので、銀行の営業時間を気にしなくていい
  • ATM手数料・振込手数料の無料回数が店舗型より多め
  • 家計簿アプリと連携しやすく、お金の流れを追いやすい

中でも使いやすさで頭ひとつ抜けているのが、住信SBIネット銀行と楽天銀行です。楽天銀行は口座の中での仕分けはできませんが、楽天銀行ならではの魅力があります。また、ネット銀行も預金保険制度の対象です。万一その銀行が破綻しても、預金は1つの金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円とその利息までが保護されます。

あなたに合うのはどっち?

住信SBIネット銀行お金を目的別に分けたい人へ
楽天銀行楽天でまとめたい人へ

選ぶ基準は5つ

銀行を比べるために見ておきたい5つの基準を書きます。

  1. 口座の中での仕分け生活費・貯金・特別費を、口座を増やさずに分けて管理できるか。
  2. 証券口座との連携投資をおこなう場合、銀行口座と証券口座の連携はスムーズか。
  3. ATM・振込手数料ATMや振込手数料の無料回数をどれだけ確保できるか。
  4. ポイント・経済圏普段の買い物とどれだけ重なるか。
  5. 普通預金の金利あまり重要ではないですが、金利がいくらか。

手数料の無料回数や金利は改定されることがあります。最新の数字は公式サイトで確認しましょう。

住信SBIネット銀行と楽天銀行をひと目で比較

5つの基準を並べて見てみます。

比較ポイント住信SBIネット銀行楽天銀行
口座の中での仕分け
目的別口座あり口座の中を最大10個に分けられる

仕分け機能なし
相性のいい証券口座SBI証券楽天証券
ATM・振込手数料ATM・他行振込ともシルバーで月5回無料新規はシルバー開始。ランクで月1〜20回に増減残高10万円でATM月1回〜残高100万円でATM月5回(他行振込は最大月3回・給与受取でも月3回)。ハッピープログラムで増減
ポイントスマプロポイント現金に交換できる◎ 楽天ポイント楽天経済圏にそのまま合流
普通預金の金利年0.30%SBI証券連携(ハイブリッド預金)で年0.31%。2026年8月3日から0.40%(連携0.41%)に改定予定年0.30%楽天証券連携(マネーブリッジ)で年0.38%。2026年8月3日から0.40%(マネーブリッジ0.48%)に改定予定

※金利・無料回数は2026年7月時点の各行公式サイトの情報です。金利は税引前・変動金利。マネーブリッジの年0.38%は普通預金残高1,000万円以下の部分に適用されます。

大きな違いは「口座の中での仕分け」と「ポイント」です。お金を分けて管理したいなら住信SBIネット銀行、楽天ポイントを軸に生活しているなら楽天銀行です。「証券口座との連携」も確認してください。投資を始める予定が少しでもあるなら、あわせた方が効率がいいです。

住信SBIネット銀行の特徴

口座の中でお金を分けて管理したい人に合います。

  • 目的別口座
    1つの口座の中を「生活費」「貯金」「旅行用」のように最大10個まで仕分けられる
  • 定額自動入金・定額自動振込
    毎月決まった日に決まった額を自動で動かせる(貯金の自動化)
  • アプリ完結
    キャッシュカードなしでコンビニATMの入出金ができる
  • スマプロランク
    条件に応じてATM・他行振込の無料回数が増える
  • SBI証券との連携
    SBIハイブリッド預金で残高をスマホで移動できて、さらに普通預金より金利が優遇される

特に目的別口座は、1つの口座を最大10個に分けられるので、「先取り貯金」もこの中で完結します。また、これからNISAなどの投資を始めるつもりなら、SBI証券と連携させることで使いやすくなります。

私も実際に、この目的別口座でお金の置き場所を下の図のように分けて使っています。口座は1つのままなのに、置き場所を分けるだけで頭の中がすっきりしました。

ひとつの口座
生活費
貯金
生活防衛資金

住信SBIの「目的別口座」なら、ひとつの口座の中でお金を仕分けできます

住信SBIに向いている人

  • 口座の中でお金を仕分けて、貯金を自動化したい人
  • 特定の経済圏にこだわりがない人
  • SBI証券で投資をする予定がある人・している人

住信SBIに向いていない人

  • 楽天市場や楽天カードを日常的に使っている人
  • ポイントを楽天にまとめたい人

口座開設も維持費も無料です。申込みはスマホで完結し、本人確認もアプリでできます。お金を目的別に分けて管理したいなら、住信SBIネット銀行が使いやすいです。

なお、住信SBIネット銀行は2026年8月3日に商号を「ドコモSMTBネット銀行」(サービス名は「ドコモの銀行」)に変える予定です。名前は変わりますが、目的別口座やSBIハイブリッド預金、キャッシュカード、SBI証券との連携はそのまま続くと公式サイトで案内されています。同じ日に普通預金の金利も年0.40%(SBI証券連携で0.41%)へ上がる予定です。いま開設した口座は、そのまま使い続けられます。

楽天銀行の特徴

楽天のサービスを使っている人に合う口座です。

  • 楽天ポイントが貯まる
    振込や引落しなど、使うたびにポイントが付く(ハッピープログラム)
  • 楽天カードとの相性
    引落し口座にすると優遇があり、楽天ポイントもまとめて貯まる
  • マネーブリッジ
    楽天証券と連携することで普通預金の金利が優遇される
  • ランク制度
    給与受取や残高に応じてATM・振込の無料回数が増える
  • コンビニATM対応
    入出金は全国のコンビニでOK

強みは楽天経済圏であることです。楽天市場・楽天カード・楽天証券をすでに使っているなら、楽天銀行までそろえると管理しやすいです。楽天証券でNISAを始める予定の人には、マネーブリッジの金利優遇もあるので楽天銀行がおすすめです。

私は楽天銀行を副業用の口座にしています(楽天カードも副業専用に)。普段使いと副業のお金を最初から分けておくと、収支の管理がシンプルになり、確定申告のときの手間もかなり変わります。

楽天銀行に向いている人

  • 楽天市場・楽天カードを日常的に使っている人
  • ポイントを楽天に集約したい人
  • 楽天証券で投資を始める予定がある人・使っている人

楽天銀行に向いていない人

  • 口座の中でお金を細かく仕分けたい人
  • 楽天のサービスをほとんど使わない人

こちらも口座開設・維持費は無料です。スマホだけで申し込めます。楽天のサービスをよく使うなら、楽天銀行が便利です。

住信SBIと楽天銀行の使い分け(私の実例)

参考までに、私自身の分け方です。

普段使いは住信SBIネット銀行です。目的別口座を使って、口座の中を「生活費」「生活防衛資金」「翌月のカード支払い用」「貯金」「将来の教育費」に分けています。こうして置き場所を決めておくと、「いま自由に使っていい額」がひと目でわかります。

副業用は楽天銀行です。ネットショップをやっていたころから、売上の入金も、仕入れや経費の引き落としも、副業用の口座にまとめてきました。家計のお金と混ざらないので、freeeと連携させると取引がそのまま取り込まれ、仕訳を一から入力せずに済みます。最初に分けておいてよかった、と毎年思います。実際の申告で経費に何を入れたか、決算書がどうなったかは副業の確定申告の実例に書きました。

住信SBIで家計を目的別に分け、楽天で副業を切り離しています。普段使いを1つに絞るのが基本ですが、副業をするなら、もう1つ副業用を持つ意味は十分あります。

結局どっち?タイプ別の選び方

どちらも「普段使いの1つ」として使える口座です。最後は自分の生活との重なりで決めましょう。

住信SBIネット銀行が合う人

  • 口座の中でお金を仕分けて、貯金まで自動化したい人。
  • 経済圏にこだわらず、純粋に「使いやすさ」で選びたい人。
  • SBI証券で投資を始める予定の人。

楽天銀行が合う人

  • 楽天市場や楽天カードが生活に組み込まれている人。
  • ポイントを楽天に一本化したい人。
  • 楽天証券でNISAを始める予定の人。

銀行と証券は“同じグループ”でそろえると有利

住信SBISBI証券
楽天銀行楽天証券

それでも迷ったら、「これから投資をどちらの証券会社で始めたいか」で決めるのがおすすめです。SBI証券なら住信SBIネット銀行、楽天証券なら楽天銀行です。銀行と証券をそろえておくと、入金の手間が減って、金利優遇も自動で付きます。

両方を使ってみた経験から、「普段使いを1つだけ」選ぶなら、お金を目的別に仕分けられる住信SBIが便利だと感じています。一方で、楽天市場や楽天カードが生活の中心なら、楽天銀行にまとめる便利さが勝ります。私のように、普段使いと副業用で2つを役割分担させるのも十分アリです。

よくある質問

住信SBIと楽天銀行、2つとも口座を作ってもいいですか?

普段使いの1つに絞るのがおすすめです。役割をはっきり分けられるなら2つ持ちも悪くありませんが、管理の手間は確実に増えます。また、副業を考えている場合は副業用の口座を用意して、お金の流れを分けておくと確定申告などの際に助かります。

手数料や金利の条件は変わりませんか?

変わることがあります。ランク条件や金利は改定されるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。

いま使っているメガバンクの口座はどうすればいいですか?

すぐに解約する必要はありません。給与振込や引落しの変更には時間がかかるので、まずは普段使いをネット銀行に移し、使わなくなった口座はあとから解約すれば大丈夫です。その手順は、銀行口座の解約方法にまとめています。

ネット銀行は安全ですか?危なくないですか?

ネット銀行も、店舗型の銀行と同じく預金保険制度の対象です。万一その銀行が破綻しても、1つの金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円とその利息までが保護されます。住信SBIネット銀行も楽天銀行も対象で、会社情報は公式サイトで確認できます。

ネット銀行のデメリットは何ですか?

店舗がないため対面で相談しにくいこと、ログイン情報やアプリの管理が必要なこと、ATM・振込の無料回数に上限があることなどが挙げられます。ただ、日常の入出金・振込・家計簿アプリ連携はスマホで完結するので、普段使いで困る場面は多くありません。

副業をするなら、銀行は分けるべきですか?

分けることをおすすめします。私は税務の窓口で、口座が混ざっているために申告で苦労する方を何度も見てきました。副業用を1つ用意して、売上と経費をそこに通すだけで、確定申告の集計がかなりラクになります。

目的別口座は、普通の口座と何が違うのですか?

1つの口座の中を、用途ごとに分けて管理できる機能です。住信SBIネット銀行では最大10個まで分けられます。貯金用に毎月自動で振り分ければ、先取り貯金が口座1つで完結します。

まとめ

迷うなら、普段使いは住信SBIネット銀行です。というのも、目的別口座を使うと1つの口座の中でお金を生活費・翌月のカード支払い・貯金などに分けられて、お金の流れを追いやすいからです。私自身も普段使いはこの口座で、目的別に分けて管理しています。投資も始めるなら、SBI証券との連携で入金の手間が少ないのも利点です。

例外として、楽天カードや楽天市場を日常的に使っている人は、ポイントや連携の相性で楽天銀行のほうが向いています。

開設も維持費も無料なので、どちらか片方から始めてみてください。

※掲載内容は2026年7月時点の情報です。サービス内容・手数料・条件等は変更される場合があります。お申し込み・ご利用前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

参考:一般社団法人 全国銀行協会

この記事を書いた人

たっくー

たっくー

元税務担当
確定申告受付1,000件超
投資14年

元・自治体職員。税務の窓口で確定申告を1,000件超、受け付けてきました。今は会社員で、副業(ネットショップ・ブログ/一番売れた年で814万円)と投資14年の実体験があります。「受けてきた側」の視点で、副業とお金のリアルを書いています。

※個別の税務相談は税理士・税務署へ。