銀行口座とクレジットカードは1つずつでいい理由
お金の通り道は、少ないほど見えやすくなります。
銀行口座もクレジットカードも、増やそうと思えばいくらでも増やせます。でも、その分だけ管理する場所が増えていきます。数が増えると、紛失や不正利用にも気づきにくくなります。何を残して何を手放すか、線引きの基準がわかれば、口座もカードも1つに絞れます。
この記事でわかること
- 銀行口座は基本1つ、クレジットカードは基本1枚に絞るのがおすすめ
- 持ちすぎると管理が増え、紛失・不正利用にも気づきにくくなる
- 2つ目は「明確な理由があるものだけ」。解約は支払い元を移してから
持ちすぎると、リスクも増える
銀行口座やクレジットカードをたくさん持っていると、管理が面倒になるだけではありません。紛失や不正利用に気づくのが遅れます。取引のある銀行やカード会社が多いほど、届いたメールが本物か偽物かも判断しにくくなります。
私も以前は、見栄で作ったゴールドカードを含めて複数枚を持っていました。年会費と管理の手間が積み上がって、解約して減らしました。残したのは普段用と副業用だけです。
1つに絞るとどうなる?
見る場所は、口座の残高とカードの明細だけになる
なぜ1つずつがいいのか
確認する項目は、引き落とし口座、支払日、締め日、残高、利用明細です。これが口座とカードの組の数だけ増えます。口座2つ・カード2枚なら、見る場所は単純に倍です。
1つずつに絞れば、見る場所は口座の残高とカードの明細だけです。月に一度その2つを開けば、お金の出入りはひととおり追えます。使わない口座やカードを持ったままだと、明細そのものを見なくなるので、忘れていた年会費の引き落としにも気づけません。
1組増えると、増えるもの
残すものを決める
減らす前に、まず残すものを決めます。基本は銀行口座を1つ、クレジットカードを1枚です。2つ目を持つのは、理由が一言で言えるときだけです。
口座を2つ持ってもいい場合
- 給与や家賃などで、相手から口座を指定されている
- 副業や事業のお金を、家計と分けたい
カードを2枚持ってもいい場合
- メインが止まったときの予備がほしい
- 副業や事業の支払いを、家計と分けたい
よく言われるのが「貯金用に口座を分ける」ですが、これは口座を増やさなくてもできます。住信SBIネット銀行には、1つの口座の中で用途ごとにお金を分けられる「目的別口座」という機能があります。私はこれで生活費と貯金を分けているので、貯金のために口座を増やしたことはありません。似た機能は他のネット銀行にもあります。
私自身は、普段使いを住信SBIネット銀行と三井住友カード(NL)の1組に絞り、副業用に楽天銀行と楽天カード、住宅ローン返済用にもう1口座を持っています。理由は「副業のお金を家計と分ける」「ローンの引き落としを1か所にまとめる」で、どちらも一言で言えます。言えないものは解約してきました。
解約する前にやること
いきなり解約せず、先に支払い元を移します。順番を守ると、引き落としミスを防げます。
- 支払い元を移す固定費やサブスクの引き落とし先を、残すカード・口座に変更する。
- カードを解約する支払い元を移し終えたカードから解約する。締め日をまたいで引き落としが残っていないか、明細で確認してから手続きする。
- 口座を解約する新しい口座で1回引き落とされたのを確認してから、使わない口座を解約する。
よくある質問
本当に銀行口座もクレカも1つずつでいいですか?
日本のクレジットカード保有は平均約3枚とされていますが、日常生活は1つずつでほぼ回せます。給与振込・引き落とし・支払いを1本にまとめると、残高と支出の把握がラクになります。会社の指定口座など、どうしても必要なものだけ例外にします。
何かあったときの予備は要りませんか?
災害やシステム障害に備え、停電や決済停止中に必要な食料・交通費を現金で用意します。カードだけは、メインが止まったときのために、国際ブランドの違う2枚目を持つ理由があります。ただ口座の予備は、普段使わないと残高も入出金も見なくなるので、備えとして機能しにくいと感じています。
ポイントの取りこぼしがもったいなくないですか?
カードを使い分けて得られる差は、多くの場合、月数百円程度です。管理の手間や使いすぎのリスクを考えると、1枚に集めるほうが結果的に得です。
今たくさん持っている場合、何から減らせばいいですか?
1年以上使っていない口座・カードから解約するのがおすすめです。引き落としが残っていないか明細を確認してから手続きしましょう。解約の手順はクレジットカードの解約方法と銀行口座の解約方法で解説しています。
まとめ
口座やカードは、増やすほど便利になるとは限りません。まずは普段使う口座と、日常支払い用のカードを1つずつ選びます。残すものを決めたら、支払い元を移したうえで、使っていないカードや口座を順に解約していきましょう。
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