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副業は何から始める?月1万円を目指す手順と会社にバレない方法

副業の始め方を初心者向けに解説するイラスト

副業で月1万円を目指すなら何から始める?

目標はまず月1万円。そこまでにやることを順番に書きました。

副業というと大きく稼ぐイメージがありますが、最初から大きな収入を目指すと、長くは続きません。まずは月1万円を目標に、無理なく試せる形から始めるのが現実的です。何から手を付けるか迷っている人が、始める前の確認から、実際に動き出すところまで進められるように書きました。

この記事でわかること

  • 始める前に目的を決める。就業規則を確認する
  • 初心者に向くのは、自分の資産が残る副業(SNS・ブログ・ネットショップ・不用品販売)
  • 所得が年20万円を超えたら確定申告。会社バレは住民税の扱いで防ぎやすい
  • 元手ゼロのSNS発信から始める。続けるなら「完璧より、まず1件」

始める前に目的を決める。就業規則を確認する

副業を選ぶ前に、確認しておきたいことが2つあります。「副業の目的」と「会社のルール」です。ここがあいまいなまま始めると、自分に合わない副業を選んでしまったり、あとで会社にバレて困る場合があります。

1つめは目的です。同じ副業でも、目的が違えば選ぶものが変わります。今すぐ収入がほしいなら、すぐお金になる単発の仕事が向いています。逆に、将来のスキルや資産を作りたいなら、収益化まで時間はかかっても続けられる形(発信やブログなど)が向いています。「何のためにやるのか」を先に決めると、選択肢を絞れます。

2つめは就業規則の確認です。副業を禁止していたり、許可制にしている会社は今でもあります。あとで困らないよう、就業規則を見ておくか、許可制なら先に相談しておくと安心です。なお、株式投資やNISAなどは「副業」ではなく資産運用として扱われることが多く、副業禁止の会社でも問題にならない場合があります。

なぜ「月1万円」から始めるのか

最初の目標を月1万円にするのは、負担を抑えて続けやすくするためです。

月1万円でも、家計にとっては意味があります。スマホ代やサブスク代をまかなえますし、そのまま投資資金や生活防衛資金に回せます。固定費を見直して浮いたお金に、副業の月1万円が乗れば、毎月の余裕は変わります。

たとえば、固定費を見直してスマホ代を月3,000円下げ、副業で月1万円を稼げたとします。それだけで毎月1.3万円、1年で約16万円の違いになります。副業は単体で考えるより、家計の見直しとセットにすると効果が見えやすくなります。

私の場合、ネットショップで月1万円を安定して超えたのは、始めてから半年ほどたったころでした。最初の売上までにも4か月かかっています。最初の数か月で月1万円は、かなり難しいというのが実感です。

自分の力で1万円を稼げたという成功体験も得られます。小さく稼げる感覚をつかむと、次に何を試すか決めやすくなります。最初から大きく狙うより、まず1万円を「続けて」稼げる形を作りましょう。

副業は3つの軸で選ぶ

副業はたくさんありますが、初めて選ぶときに見るところは3つです。あれこれ比べるより、この3つに当てはまるかで決めます。

  • 初期費用が低いか
    いきなり高い機材や教材が必要なものは避けます。まずは元手ゼロ〜少額で始められるものから選べば、失敗しても損は小さく済みます。
  • 自分が続けられるか
    興味が持てない作業は続きません。少しでも面白いと思えるか、これなら自分にでも出来そうかを見ます。
  • 本業と両立できるか
    睡眠や本業を削るほどの副業はおすすめしません。空いた時間で無理なく回せる範囲かを確認しましょう。

逆に、この3つのどれか1つでも当てはまらないものは、最初の副業には向きません。

タイプ別・初心者に向いている副業

私がおすすめするのは、取り組んだ内容があとに残る副業です。SNSでの発信・ブログ・ネットショップの3つです。すぐに大きく稼げるわけではありませんが、書いたものや作ったものは公開後も残ります。まず手を動かす感覚をつかみたい人は、家にある不用品を売ってみるのもありです。

一方で、「ポイ活」や「アンケートモニター」も初心者向けとしてよく紹介されますが、あまりおすすめしません。個人情報をいろいろ登録する割に時給が低くなりやすく、経験が積み上がりにくいからです。同じ時間をかけるなら、自分の発信や商品として積み上がるものに回すほうがいいと思います。

副業タイプ初期費用月1万円までの距離積み上がるもの
SNSで発信私もショップの集客で使いましたゼロじっくり発信力・フォロワー
ブログ少額(サーバー代)資産型でじっくり記事そのもの
ネットショップ在庫・発送・手数料商品しだい商品・売る力
不用品を売るゼロ(手数料は約1割)今日からできる売れた成功体験

私はBASEでアパレルのネットショップを3年やって、いちばん多い年で売上は約814万円でした。そこから仕入れや経費、青色申告の65万円控除を引くと、税金の対象になる所得は約29万円でした。手元に残る額は売上より小さくなります。ただ最初の年は、赤字を給与と相殺(損益通算)すれば税金が戻るのを知りながら、面倒で申告せず、その還付を逃しています。この赤字23万円の失敗談は別の記事に書きました。売上そのものより、こういう税金まわりの段取りで差が出ます。

始め方はそれぞれ、SNSを始めてみるブログを始めてみるネットショップを始める でくわしく解説しています。

これは避ける:あやしい副業のサイン

「スマホをタップするだけで月◯万円」「誰でも簡単に高収入」のような甘い言葉には近づかないようにしましょう。仕事内容がはっきりしないのに高報酬をうたう、高額な初期費用や情報商材・セミナーを求めてくる、SNSのDMでしつこく勧誘してくる。こうした特徴のどれかに当てはまったら、その話は捨ててください。まともな副業は、向こうから来るものではありません。

確定申告と「会社にバレない」仕組み

私は自治体の税務窓口で確定申告を1,000件以上受け付け、住民税も担当していました。副業の税金でつまずく人を何人も見てきたので、現場でよくあった点から書きます。

副業を始めると気になるのが、税金と会社バレです。確認するのは、確定申告と住民税の2点です。

確定申告は「所得が年20万円を超えたら」必要になります。
これは会社で年末調整を受けている会社員を前提にした目安です。ここでいう所得は、売上そのものではなく、売上から経費を引いた金額です。たとえば売上が25万円でも、必要な経費が8万円かかっていれば所得は17万円なので、所得税の確定申告は不要です。

会社バレの主な原因は、住民税です。
副業で所得が増えると住民税も増え、その通知が会社に届くことで気づかれる、という流れです。会社に届くのは住民税の「特別徴収税額決定通知書」で、そこに副業分も合算された税額が載ります。対策として、確定申告のときに住民税の納め方を「普通徴収(自分で納付)」にしておくと、副業分の通知が自宅に届くようになります(自治体や副業の種類によっては選べないこともあります)。アルバイトのように給与でもらう副業は住民税が合算されて会社に通知がいくので注意してください。バレる経路の詳しい話は副業の住民税で会社にバレる仕組みに書きました。

申告そのものは会計ソフトで進められます。私はfreeeで自分の確定申告をしてきました。

ポイント

税金は、稼げてから考えて間に合います。まずは小さく始めて、年20万円が見えてきたら申告の準備を始めましょう。

決められないときは、SNSでアカウントを作る

ここまで読んでも「結局どれから?」と迷うなら、X(旧Twitter)などのSNSでアカウントを作って、1つ投稿してみてください。元手はゼロで、今日から始められます。

SNSはそれ自体を副業にできるだけでなく、自分が何を発信できるか、続けられるかを試す場にもなります。お金・節約・投資のような身近なテーマは、テキスト中心で匿名でも始めやすく、相性の良い分野です。

くわしい始め方は SNSを始めてみる でまとめています。まずは発信に慣れて、そこからブログやネットショップへ広げていくのもありです。

続けるために、最初に用意するもの

多くの人がつまずくのは、続ける段階です。最初から完璧を目指すと、途中で止まりやすくなります。まずは1つ売る、1記事書く、1投稿することを目標にすると、続けやすくなります。

続けるための工夫は、本業と睡眠を削らない範囲でやること、「この時間は副業」と決めて習慣にすること、そして結果が出るまで時間がかかる前提でいることです。この3つを意識しておくと挫折しにくくなります。

逆に、つまずく人には、あれもこれもと複数を同時に始めて全部中途半端になる、いきなり高い目標を立てて続かなくなる、本業を削って体調を崩す、といったパターンがあります。最初は1つにしぼり、無理のないペースで試してみてください。

用意するものも、最初は多くありません。多くの副業は、パソコンとネット環境があれば始められます。家計用とは別に、副業のお金を入れておく口座があると、管理がラクになります。副業に用意したいもの も参考にしてください。

よくある質問

副業は会社にバレませんか?

住民税の通知で知られることがあります。まず就業規則を確認し、確定申告の際に住民税を「自分で納付」にするなどが基本です。禁止されている場合は無理をしないのが大前提です。

時間がなくてもできる副業はありますか?

通勤時間や週末だけでも、スキル販売や在庫を持たないタイプの副業なら始められます。最初は週数時間の範囲で、小さく試してください。

初期費用はどれくらい必要ですか?

在庫を持たない副業なら、月数百円〜数千円程度で始められます。逆に、最初から大きな投資を求められる話は疑ってかかりましょう。

副業でも確定申告は必要ですか?

会社員の場合、副業の所得(売上から経費を引いた額)が年20万円を超えると所得税の確定申告が必要です。超えない場合でも住民税の申告が必要なことがあります。

クラウドソーシングやスキル販売は、おすすめしませんか?

ダメというわけではありません。仕事を受ければすぐお金になるのは、発信系にない強みです。ただ、働いた時間を売る形なので、やめると収入も止まり、積み上がるものが残りにくい面があります。目的が「今すぐ収入」なら向いていますし、「時間をかけても資産を作りたい」なら発信やブログ、ネットショップが向いています。目的で選び分けてください。

まとめ

副業で月1万円を目指すなら、最初から大きく始める必要はありません。お金をかけすぎず、小さく試します。SNS・ブログ・ネットショップのどれが合うかは、やってみると判断しやすくなります。私の場合は、それがネットショップでした。どれにするか決めきれないなら、まずSNSでアカウントを作ることから始めてみてください。

※掲載内容は執筆時点(2026年7月)の情報です。副業の可否は勤務先の規定をご確認ください。一定の所得がある場合は確定申告が必要になることがあります。

参考:国税庁「確定申告」

この記事を書いた人

たっくー

たっくー

元税務担当
確定申告受付1,000件超
投資14年

元・自治体職員。税務の窓口で確定申告を1,000件超、受け付けてきました。今は会社員で、副業(ネットショップ・ブログ/一番売れた年で814万円)と投資14年の実体験があります。「受けてきた側」の視点で、副業とお金のリアルを書いています。

※個別の税務相談は税理士・税務署へ。