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銀行口座の解約方法|店舗・ネット・郵送の手順と手数料

使わない銀行口座の解約手順を解説するイラスト

使わない銀行口座を解約する

使わない口座は、手数料がかかったり、不正利用にも気づけません。

昔つくったまま放置している銀行口座はありませんか。給与の受取や引き落としに使っていた口座には、以前の登録がそのまま残っていることがあります。放置したままだと、銀行によっては未利用口座管理手数料がかかり、不正利用にも気づきにくくなります。解約する前に、その口座の利用状況を確認しておきます。わが家には妻の分も合わせて8つほど口座がありました。私の分は解約を進めて、いま使うのは普段使い・副業用・住宅ローン返済用の3つです。放置している口座があるなら、次の順番で片づけられます。

この記事でわかること

  • 銀行口座は、入金・引き落とし・振込先を新しい口座に移してから解約する
  • 解約方法は「店舗・Web・郵送」の3つ。必要なものは事前に銀行へ確認する
  • 放置すると、大手銀行の一部では年1,100〜1,320円(税込)の管理手数料がかかることがある
  • 切り替えが未反映のうちは解約せず、反映を確認してから解約する

本当に解約していい口座か確認する

解約する前に、その口座にお金の出入りが残っていないかを見ます。通帳や明細を直近1年分さかのぼります。保険料や年会費のように年1回の引き落としは、1年分見ないと気づけません。

  • 給与や年金など、この口座に入ってくるお金がないか
  • クレジットカード、公共料金、家賃、保険料、サブスクなど、この口座から引き落とされるお金がないか
  • 定期預金や外貨預金、ローンなど、普通預金以外の取引が残っていないか

注意

すべての入金・引き落とし・振込先を移してから、銀行口座を解約しましょう。

口座解約の流れ

引き落としを確認
残高を移す
窓口/アプリで解約

定期的な引き落としが残っていないか先に確認

主な解約方法

銀行口座の解約方法は金融機関によって異なります。主な方法は次の3つです。解約の手続き自体に、手数料はかからないのが一般的です。

解約方法来店手続き向いている人
店舗・窓口必要その場で完結通帳・届出印がある人/相談したい人
アプリ・Web不要来店なしで完結ネット銀行/来店したくない人
郵送不要書類の往復で日数がかかる窓口へ行けず、ネットも使いにくい人

全体の流れは次のとおりです。どの方法でも、順番は変わりません。

  1. 残っている引き落とし・振込先を確認するひとつ前の章のチェック項目のとおり、公共料金やカードの引き落とし、給与や振込の受け取りが残っていないかを見ます。
  2. 残高を今後も使う口座へ移す移し忘れがあると手続きが止まることがあります。定期預金が残っていれば先に解約しておきます。
  3. 解約方法を選ぶ上の表の3つから選びます。ネット銀行はアプリ・Webで完結することが多いです。
  4. 必要なものをそろえて手続きする本人確認書類や通帳・キャッシュカードなどが必要です。次の章にまとめています。
  5. 解約後に通帳・カードを処分する口座が閉じたことを確認してから、通帳やカードは細かく裁断して捨てます。

解約手続きに必要なもの

必要なものは解約方法で変わります。いずれの場合も要るのは、本人確認書類と、残高を移す先の口座の情報です。

窓口・郵送で手続きする場合

  • 紙の通帳
  • キャッシュカード
  • 届出印

アプリ・Webで手続きする場合

  • インターネットバンキングのログイン情報
  • ワンタイムパスワードや認証アプリ

注意

窓口に行く前、またはWebで手続きする前に、銀行の公式サイトや電話で必要なものを確認しておきましょう。

解約前に確認する3点

定期的な引き落とし
口座の残高
本人確認書類

すぐに解約しない方がいいケース

口座振替の変更は、申し込んだその日に切り替わるわけではありません。反映前に一度請求されることがあり、その間は古い口座から引かれます。クレジットカードや公共料金、家賃の引き落とし口座を変えた直後は、新しい口座から引かれたことを確認してから解約します。使っていないカードなら、引き落とし口座を変えるよりカードごと解約するほうが早いこともあります。給与や年金の受取口座を変えたときも同じで、新しい口座に1回入るのを見てから古い口座を閉じます。

これから入ってくるお金がある口座も、まだ解約できません。税金の還付金のように後日入金されるものは、受け取ってからにします。証券会社や暗号資産の取引所で出金先にしている口座は、先に新しい口座へ登録し直します。デビットカードを使った直後など、引き落とされていない支払いが残っているときも、決済が終わるのを待ちます。

注意

確定申告を受け付けてきた立場から補足すると、払いすぎた税金が還付金として戻ってくることがあります。この還付金は確定申告書に書いた口座に振り込まれるので、その口座を先に解約すると受け取れなかったり、手続きをやり直すことになったりします。還付を待っている口座は、入金を確認してから解約してください。

放置すると管理手数料がかかることがある

大手銀行の一部では、2年以上入出金のない普通預金に年1,100〜1,320円(税込)の管理手数料がかかることがあります。対象になるかは「いつ開いた口座か」「残高」「同じ銀行での他の取引」で決まります。

銀行年額(税込)対象になる口座対象外になる条件
三菱UFJ1,320円2021年7月以降に開いた口座定期預金や投資信託などを1円以上持っている(残高による免除はありません)
三井住友1,100円2021年4月以降に開いた口座残高1万円以上、またはWeb通帳などのデジタル設定をしている
りそな1,320円2004年4月以降に開いた口座残高1万円以上、または同じ支店に定期預金などがある

対象になると事前に通知が届くので、そこで入出金するか解約すれば手数料はかかりません。みずほ銀行にこの手数料はなく、住信SBIネット銀行や楽天銀行などのネット銀行もかかりません。

よくある質問

使っていない口座を放置するとどうなりますか?

長期間取引がないと「休眠口座」となり、使うときの手続きが面倒になります。10年以上たつと「休眠預金」として預金保険機構に移されます(移されたあとも、銀行で手続きすれば引き出せます)。銀行によっては管理手数料もかかります。条件は「放置すると管理手数料がかかることがある」にまとめました。使わないと決めた口座は、早めに解約するのがおすすめです。

残高が少しだけ残っています。どうすればいいですか?

解約時に窓口で受け取るか、事前にメイン口座へ振り替えておきましょう。先に残高をゼロに近づけておくと手続きがスムーズです。

通帳やキャッシュカードを失くしていても解約できますか?

できます。本人確認書類と届出印があれば、紛失の手続きとあわせて解約できます。必要なものは銀行によって違うため、事前に公式サイトで確認してから行きましょう。

引き落としが残っていないか確認する方法はありますか?

直近1年分の通帳や明細で、定期的な引き落としがないかを確認します。残っていた場合は、先に引き落とし先の変更手続きを済ませてから解約しましょう。

解約した口座あてに振り込みがあると、どうなりますか?

振り込みはエラーになり、実行されません。お金は振り込んだ側に返されますが、相手に確認や手続きのやり直しの手間をかけることになります。給与の受取口座や、家族・取引先に伝えてある振込先を解約するときは、先に新しい口座を連絡してから解約してください。

本人以外(家族など)でも解約できますか?

原則は本人が手続きします。本人が入院中などの場合は、委任状と代理人の本人確認書類で受け付ける銀行もあります(条件は銀行ごとに違うため、事前に確認してください)。亡くなった家族の口座は、解約ではなく相続手続きの対象です。銀行に連絡した時点で口座は凍結され、相続人による手続きに進みます。口座が多いほど、家族が確認する書類や連絡先も増えます。今使っていないものは、本人が手続きできるうちに閉じておけます。

私自身も使わない口座を解約しましたが、銀行口座の解約はクレジットカードより時間と手間がかかると感じました。ネットや電話では完結せず、本人確認や届出印を求められて、結局窓口へ行ったこともあります。妻の実家の近くにしか支店がない銀行は、帰省に合わせて手続きを進めました。先に入金・引き落としの移行を済ませておけば、解約そのものは急がず、時間に余裕のあるときに進められます。

まとめ

銀行口座を減らすと、入出金を追いやすくなります。残した口座を家計簿アプリに連携すれば、日々の収支も一度に確認できます。まずは入金・引き落とし・振込先を新しい口座へ移し、反映を確認してから不要な口座を解約しましょう。

※掲載内容は執筆時点(2026年7月)の情報です。解約方法・必要書類・手数料等は金融機関や時期により異なります。お手続き前に必ず各金融機関の公式情報をご確認ください。

参考:一般社団法人 全国銀行協会

この記事を書いた人

たっくー

たっくー

元税務担当
確定申告受付1,000件超
投資14年

元・自治体職員。税務の窓口で確定申告を1,000件超、受け付けてきました。今は会社員で、副業(ネットショップ・ブログ/一番売れた年で814万円)と投資14年の実体験があります。「受けてきた側」の視点で、副業とお金のリアルを書いています。

※個別の税務相談は税理士・税務署へ。