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副業のSNS発信|テーマの決め方とSNS別の収益化条件

副業のSNS発信は自分の経験や悩みからテーマを決め、SNSを1つ選んで収益化まで進む流れの図

テーマは、自分が少し詳しいことや、過去に悩んだことから選ぶ

収益になるまでは数か月から数年かかる。

私はネットショップの集客にInstagramを3年使ってきました。いまはXだけで発信しています。専門家のように書けなくても発信は始められます。ただ、収益になるまでには4つの段階があり、収益化の条件はSNSごとに違います。テーマは投稿しながら変えていけます。

この記事でわかること

  • まずはSNSを、発信に慣れながらテーマを探す場所として使う
  • 続けられるテーマを1つ、続けやすいSNSを1つ選んで小さく始める
  • 最初の1か月は週3回のペースで投稿し、反応があったテーマをメモする
  • 収益が出るまでの期間には幅がある。収益化までの流れは4段階に分けて考える
  • アフィリエイトはどのSNSでも使えるわけではない。ASPごとに登録できるSNSと条件が違う

テーマの選び方

専門家のように書けなくても、発信はできます。自分が勉強していること、人より少し詳しいこと、過去に悩んだことは、そのままテーマになります。「少し前の自分と同じ問題を抱えている人に向けて書く」と考えると、発信テーマを絞りやすくなります。

たとえば家計管理や節約、副業の記録やブログ運営、読書や仕事で学んだこと、投資の勉強記録などです。子育てとお金、地方暮らし、買ってよかったものといった生活寄りの話でも書けます。テーマは今いちばん書きたいものから選び、発信を続けながら変えていきます。

テーマを絞るときは、次の4つを順に決めます。

  1. 誰に向けて書くか以前の自分と似た問題を抱えている人を思い浮かべます。
  2. どんな悩みに答えるかその人が解決したい悩みを1つ選びます。
  3. 自分は何を試せるか調べるだけで終わらず、自分で試して確かめられる内容にします。
  4. どの収益方法につなげるかアフィリエイト、企業案件、自分の商品の販売のうち、どれを目指すか決めておきます。

「家計管理」のように範囲が広いテーマは、たとえば「毎月3万円ためたい一人暮らしの20代に向けた家計の見直し」のように対象や悩みを絞ると書きやすくなります。

注意

投資や金融について発信する場合は、個別銘柄を勧めたり、利益を保証するような言い方をしたりせず、自分の学びや考えとして書きます。

SNSを始める流れ

テーマを決める
1つのSNSに絞る
投稿を続ける

テーマとSNSを1つずつ決めて、投稿を続ける

どのSNSから始めるか

SNSにはそれぞれ特徴があります。今の自分が続けやすいものを1つ選びます。

短い文章で発信したい

短い文章で発信するなら、Xなどがあります。投稿を作りやすく、反応も確認しやすいSNSです。

画像や図解が得意

画像や図解を中心に発信するなら、Instagramなどがあります。複数の画像をまとめて見せられます。

動画で伝えたい

TikTok・YouTube Shortsなどです。短い動画で発信できます。

長めの解説や記録

note・ブログなどです。少し長い文章を書きやすいです。

SNSを選ぶときは、投稿にかかる手間と外部リンクの貼りやすさも、SNSごとに比べます。

SNS向いている発信1本あたりの手間外部リンクの貼り方
X
(旧Twitter)
短い文章軽い投稿にそのまま貼れます
Instagram写真・図解画像を作るぶん手間が多い投稿の本文からは飛ばせないので、プロフィールから誘導します
YouTube動画手間が多い概要欄に貼れます
TikTok短い動画重いプロフィールから誘導します
note・ブログ長めの解説や記録中くらい本文に貼れます

ヒント

迷うときは、まず1つに絞ります。全部を同時に始めると、投稿に使える時間が分散し、どれも続きにくくなります。お金・節約・投資について文章中心で発信したいなら、X(旧Twitter)も選択肢になります。匿名でも発信を続けやすく、反応を見ながらテーマを変えていけます。

私はこのサイトの発信用にXのアカウントを作って運用しています。始めるときの流れは次のとおりです。

  1. アプリを入れる(またはx.comを開く)スマホならアプリが手軽です。
  2. 「アカウント作成」から登録する名前(ニックネームで可)と、メールアドレスまたは電話番号を入力し、届いた認証コードを入れます。
  3. ユーザー名(@から始まるID)を決めるユーザー名はあとから変更できますが、発信テーマが伝わるものにしておくと覚えてもらいやすくなります。
  4. プロフィールを書くどんな内容を発信するのかを1〜2行で説明します。顔写真である必要はありません。
  5. 同じテーマの発信者をフォローする投稿の長さや全体の雰囲気がつかめます。

始めてから1か月でやること

まずは1か月、発信に慣れることを目標にします。

最初の投稿は何を書くか

最初は、自分のテーマに沿って短く書くことから始めます。文章の完成度にこだわりすぎず、自分に合う書き出しと、無理なく書ける長さを探します。

書くのは、今日学んだこと、調べて分かったこと、失敗して分かったこと、これから試すことです。家計管理や副業の進め方を少し変えてみたことも、そのまま投稿の題材になります。半年前の自分が知りたかったことを、今の自分が伝えるつもりで書きます。

書く順番に迷ったら、投稿内容を次の型に当てはめます。

悩み → 結論 → 理由 → 自分の経験 → 今日できること

投稿ネタを次のどれかから選ぶと、発信を続けやすくなります。

  • 初心者向けの解説
  • 実際に試した結果
  • 失敗して分かったこと
  • 比較と選び方
  • よく聞かれること

続けるためのルール

SNSは、始めるより続けるほうが難しいです。毎日投稿にこだわる必要はありません。反応が少ない時期に備え、発信する期間を先に決めておき、その期間が終わってから続けるかどうかを判断します。反応の数字を気にしすぎず、無理のないペースで続けます。

ヒント

最初は大きな反応を狙うより、投稿を続けながら自分に合うテーマや伝え方を探します。

1か月の進め方

  1. 発信テーマとSNSを1つずつ決める発信テーマは、最初から細かく限定しなくてかまいません。どちらも続けやすさで選びます。
  2. プロフィールを整える何について発信する人なのかを短く書きます。
  3. 投稿ネタを10個出す投稿ネタがあれば、次に書く内容を決めやすくなります。
  4. 週3回のペースで投稿し、反応があったものをメモする反応の数だけでなく、どのテーマの投稿だったかも残しておきます。

無理なく続けるには

ペースを決める
数字を見すぎない
疲れたら休む

SNSで注意したいこと

SNSではすぐに投稿できますが、注意点もあります。とくにお金について発信するときは、慎重に言葉を選びます。

  • 個人情報を書きすぎない
  • 勤務先や家族が特定される情報を書かない
  • 他人の画像や文章を無断で使わない
  • 金融商品や投資の断定的な推奨をしない
  • 誹謗中傷をしない
  • 副業禁止規定がある場合は勤務先のルールを確認する
  • 怪しい案件のDMに反応しない
  • 二段階認証を設定する
  • パスワードを他のサービスと使い回さない

投資・金融の発信

「必ず上がる」「これを買えば儲かる」「今買うべき」のような断定表現は避けます。

収益になるまでの4段階と、お金が入る仕組み

発信に慣れてきたら、次に気になるのが収益化です。ただ、最初から収入を得ることを急がず、テーマを決めて反応を見ながら投稿を続けます。収益が出るまでの期間には幅があり、すぐに収入になるとは限りません。

Instagramを3年続けて分かったこと

私自身、最初の副業ではレディースアパレルのネットショップを運営し、Instagramから集客していました。洋服について1日3本ほど投稿しましたが、フォロワーは数百人で止まりました。5,000人まで増えたのは、広告に費用をかけるようになってからです。

当時はInstagramとXを並行して使っていましたが、いまはXだけにしています。お金や節約について文章中心で発信するなら、Xが合うと考えています。私の場合は、複数のSNSを並行するより、1つに絞ったほうが投稿を続けやすく感じました。

収益化までの4段階

ここでは、SNSの収益化までの流れを、おおまかに次の4段階に分けて考えます。

  1. 発信を始める(1〜2か月)テーマを決めて、まず投稿に慣れる時期です。投稿数を増やすことより、発信を続けることを優先します。
  2. 見てくれる人を増やす(2〜6か月)反応のあった投稿を振り返り、テーマや構成を次の投稿に生かします。
  3. 収益化に取りかかる(3か月〜)利用できるASPや案件の条件を確認し、アフィリエイトなどの収益化を検討します。
  4. 収益源を広げる(1年〜)企業案件を受けたり、ブログやネットショップと連携したりします。

SNSから収入を得る方法は、大きく4つに分かれます。

収入を得る方法特徴
SNSから直接受け取るXのインプレッション収益、YouTubeの広告収入、TikTokのCreator Rewardsフォロワー数や再生数の条件があります
商品を紹介して受け取るアフィリエイト、企業案件広告だと分かる表示が必要です。案件ごとに条件が違います
自分の商品につなげるブログ、ネットショップ、自分のサービスフォロワーが少なくても組み立てられます
仕事につなげる執筆、デザイン、相談実績を示せると依頼につながりやすくなります

このうち、フォロワーが少ない時期から始めやすいのがアフィリエイトです。フォロワー数や再生数などの条件を満たすと広告収益の対象になり、企業案件につながることもあります。SNSごとに収益化の方法と条件が違うので、自分のジャンルに合う方法を選びます。

アフィリエイトは、どうやってお金になるのか

広告主と発信者の間に入るのがASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)で、A8.netやアクセストレードがそれにあたります。登録は無料です。ASPから受け取ったリンクを投稿や記事に貼り、そこから申し込みや購入があると、はじめて報酬が発生します。

報酬が発生しても、すぐに入金されるわけではありません。広告主が承認すると報酬が確定し、最低支払額などの条件を満たした時点で振り込まれます。A8.netとアクセストレードでは翌々月15日に支払われ、ほかのASPでは翌々月末のところもあります。

ASPへの登録から入金までの手順と各社の条件は、「アフィリエイトで最初の1円が入るまで」に書いています。

SNSとASPで、収益化できる条件が違う

SNS別の収益化の条件

SNS収益化の条件収益化の方法向くジャンル
X
(旧Twitter)
クリエイター収益は2026年9月7日で終わり、後継のOriginal Content Rewardsに移ります。条件はXプレミアム+直近90日で認証されたユーザーからのインプレッション50万+認証されたフォロワー500人〜(Xヘルプアフィリエイト・企業案件・インプレッション収益文章での発信。お金・節約・投資など(匿名でもOK)
Instagram企業案件は、明確な数値条件ではなく、フォロワー数と反応の多さで決まりやすい企業案件・アフィリエイト・自分の商品販売写真・動画が映えるジャンル(暮らし・美容・食など)
YouTube広告収益は登録者1,000人+直近12か月の総再生4,000時間、またはショート1,000万回から。メンバーシップなどは登録者500人+直近90日に公開動画3本+総再生3,000時間(またはショート300万回)から(YouTubeヘルプ広告収入・企業案件・メンバーシップ長期でじっくり育てるジャンル・専門的な解説
TikTokCreator Rewardsは18歳以上+フォロワー1万人+直近30日で10万再生から。報酬の対象は1分を超えるオリジナル動画(TikTok公式投げ銭・企業案件・アフィリエイト短い動画・トレンド・拡散を狙うジャンル

※収益化の条件は各社の公式ページで2026年9月1日に確認しました。変わることがあるので、申し込む前に最新の内容をご覧ください。

ASPごとに、登録できるSNSが違う

ただし、アフィリエイトはどのSNSでも同じように使えるわけではありません。

ASPX(旧Twitter)InstagramYouTubeTikTok
A8.net×
(公式に明記)
バリューコマース
(3,000人〜)

(3,000人〜)

(1万人〜)

(1,000人〜)
afb
アクセストレード記載なし

この表は、各ASPに登録できるSNSを示しています。ASPに登録できるSNSでも、広告案件によっては掲載先として認められないことがあります。

A8.netの公式ガイドラインには、「X(旧Twitter)は、A8.netではご利用いただけません。」と書かれています。アクセストレードの公式FAQには、Instagram・YouTube・TikTokの3つが挙がっており、Xの記載はありません。

バリューコマースとafbは、Xを対象に含めています。このほか、A8.netではPinterest、afbではThreadsも対象です。

フォロワー数の条件があるASP

バリューコマースは、SNSのアカウントを登録するときに必要なフォロワー数や登録者数を公表しています。InstagramとX(旧Twitter)はフォロワー3,000人以上、YouTubeはチャンネル登録者1万人以上、TikTokはフォロワー1,000人以上です。始めたばかりのうちは、この条件を満たすまで登録できません。A8.net・afb・アクセストレードのガイドラインには、フォロワー数などの条件は書かれていません。

広告をどこに置くか

Xへ直接広告リンクを掲載できないASPを使う場合は、ブログなどのサイトを用意して登録する方法があります。用意したサイトの記事に広告を置き、Xの投稿からその記事へリンクします。無料ブログでもASPに登録できます。サイトを用意する手順は、「ブログの始め方」にまとめました。

私もXだけで発信していますが、A8.netの広告はXへ直接貼れないので、ブログの記事に置いています。

非公開のアカウントは使えません

広告を掲載するときは、使うSNSをあらかじめASPに登録しておきます。非公開のアカウントや閲覧を制限したページには、広告を掲載できません。アクセストレードは、登録するアカウントが公開されていることを条件にしています。

収益化で気をつけたいこと

各SNSには規約があり、違反すると報酬を受け取れなくなったり、アカウントが凍結されたりすることがあります。収益化を始める前に、各SNSの公式ルールを確認します。

アフィリエイトリンクを載せる投稿には、広告だと分かる表記を入れます。2023年10月から、広告であることが分からない表示は景品表示法の規制対象になりました。規制がかかるのは原則として広告主で、依頼を受けて投稿した人は対象外です。ただし、広告主と共同で商品を供給しているような場合は、発信した人も対象になります(消費者庁)。

必要な表記がないとASPの規約違反となり、提携解除などの対象になることがあります。「PR」「広告」は投稿ごとに、本文中の目につきやすい場所へ入れます。プロフィール欄だけでは、その投稿が広告だとは伝わりません。

収益化の条件は変わることがあるので、最新の情報は各SNSの公式ページで確認してください。

また、会社員(1か所から給与を受けて年末調整を受けている人)の場合、副業の所得(売上から経費を引いた額)が年20万円を超えると所得税の確定申告が必要です。

20万円以下でも住民税の申告は原則必要で、医療費控除などで確定申告をするときは副業所得も申告に含めます。くわしくは「副業の確定申告で損する人・危ない人」に書いています。

よくある質問

会社に知られずに発信できますか?

匿名にしても、投稿内容から本人や勤務先が分かることがあります。会社には、住民税の通知により副業分の税額が伝わることがあります。副業が禁止されているかは、勤務先の規定を確認してください。この通知から伝わる仕組みは「普通徴収にしてもバレる4パターン」で説明しています。

フォロワーが増えません。何を変えればいいですか?

「誰のどんな悩みに答える発信にするか」を決め、プロフィールで示す内容を投稿のテーマに合わせます。フォロワー数を追うより、同じ悩みを持つ人から反応があるかを見ます。

顔出しや実名は必要ですか?

必須ではありません。匿名・顔出しなしでも発信できます。読者は、投稿の根拠や発信内容の一貫性を見て、その発信者を信頼できるか判断します。

収益化までどれくらいかかりますか?

方法によって違います。SNS自体の収益化は条件が厳しく、XではXプレミアムに加え、直近90日で認証されたユーザーからのインプレッション50万と認証されたフォロワー500人が条件です。アフィリエイトはフォロワーが少なくても始められますが、成果が出る時期や支払日は方法によって異なるため、最初の入金まで数か月以上かかることもあります。

批判的なコメントやリプライが来たら、どうすればいいですか?

批判的なコメントが来たら、すぐに返さず内容を確認します。内容の間違いを指摘された場合は、必要な部分を直します。人格への攻撃や嫌がらせは、言い返さずミュートやブロックで対応します。度を越した誹謗中傷を受けたら、該当するコメントや投稿の画面を保存したうえで、SNSの通報機能を使ってください。届いた反応のすべてに返事をする義務はありません。

まとめ

SNSでの発信は、初期費用を抑えて始めやすい副業の一つです。収益が出るまでには時間がかかりますが、文章の書き方や発信テーマを変えながら、読者の反応を確かめられます。SNSの投稿は、ブログの記事やネットショップへの案内にも使えます。まず1か月投稿を続け、書きやすかった内容や反応があった内容を振り返って、テーマを調整します。

※掲載内容は執筆時点(2026年9月)の情報です。副業の可否は勤務先の規定をご確認ください。SNSでの金融・投資に関する発信は、断定的な表現を避けてください。

参考:国税庁「確定申告」A8.net「SNSアフィリエイトガイドライン」バリューコマース「SNS掲載用アカウント」afb「SNSアフィリエイトガイドライン」アクセストレード「SNSはサイト登録できる?」A8.net「報酬の振込と手数料について」A8.net「プログラムとの提携方法」アクセストレード「報酬はいつ振込まれるの?」アクセストレード「手数料はかかるの?」

この記事を書いた人

たっくー

たっくー

元税務担当
確定申告受付1,000件以上
投資14年

元・自治体職員。税務の窓口で確定申告を1,000件以上受け付けてきました。今は会社員で、副業(ネットショップ・ブログ/いちばん売れた年で814万円)と投資14年の実体験があります。この両方をもとに、副業とお金のリアルを書いています。

※個別の税務相談は税理士・税務署へ。

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