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投資信託の仕組み・リスク・手数料|投資歴14年の要点解説

投資信託の仕組み・リスク・手数料を解説するイラスト

投資信託とは?

少額から分散投資を始めやすく、投資の基本になる商品です。

投資信託という名前は、NISAやiDeCoを調べるとよく出てきます。ただ、集めたお金が実際にどう運用され、どんな費用がかかり、どこにリスクがあるのかまで分かって選ぶのは、慣れないうちは難しいです。中身を知らずに買うと、値動きの大きさや手数料の重さに後から気づく場合があります。

少額から始めやすく分散投資もしやすいですが、元本保証の商品ではなく、値動きや手数料もあります。私自身も、月々決めた額で続けています。

この記事でわかること

  • 投資信託は専門家が運用する商品。ただし「おまかせで必ず増える」ものではない
  • 少額・分散・積立がしやすい一方、元本割れや手数料がある
  • 利回りや人気でなく「何に投資しているか・長く持てるか・手数料」で見る

投資信託の仕組み

投資信託は、多くの人から集めたお金をひとつの大きな資金として運用する商品です(「ファンド」とも呼ばれます)。運用の専門家が株式・債券・不動産・海外資産などに投資し、その結果が評価額に反映されます。

  1. 投資家がお金を出す少額から購入でき、積立で買うこともできます。
  2. 投資信託に資金が集まる多くの人のお金をひとつの資金にまとめます。
  3. 運用会社が投資する商品ごとの方針に沿って、専門家が株式や債券などに投資します。
  4. 運用結果が基準価額に反映基準価額(投資信託の値段)は、株式・債券・為替などの影響で上下します。
  5. 投資家の評価額が増減投資元本を割り込む場合もあります。

何に投資できるか・メリット

中身は商品によって違い、何に投資しているかで値動きが変わります。主な投資対象は次の通りです。

  • 国内株式・海外株式
  • 国内債券・海外債券
  • REIT(不動産)
  • 複数資産を組み合わせるバランス型

少額から始めやすい

商品によっては100円から購入できる。

分散投資しやすい

1本で複数の資産に分散できる。

積立と相性がよい

毎月一定額の積立がしやすい。

投資信託は1本で分散

1本の投資信託
国内外の株
債券など
数百〜数千社

まとめて分散投資できるのが強み

リスクと手数料

投資信託には値動きがあります。ここでいうリスクは、利益や損失の振れ幅のことです。

  • 元本が保証される商品ではない
  • 投資先によって値動きが違う
  • 長く持てば増えると決まっているわけではない

また、手数料は商品ごとに違います。長く保有するほど、少しの差でも家計への影響が出ます。

たとえば投資信託を100万円分保有している場合、手数料(信託報酬)が年0.1%なら年1,000円、年1.5%なら年15,000円です。同じ100万円でも、長く持つほどこの差が積み重なります。

購入時手数料

買うときにかかる手数料(無料の商品もある)。

信託報酬

保有中ずっとかかる費用。長期ほど差が出る。

信託財産留保額

解約時に差し引かれることがある費用。

注意

手数料の有無や金額は、商品・販売会社・取引コースによって異なります。目論見書や公式サイトで確認しましょう。

インデックスとアクティブ

投資信託は、大きく分けるとインデックスファンドとアクティブファンドの2種類です。どちらが良いと決まっているわけではありません。自分が理解できる商品を選びましょう。私も以前は個別株を定期的に売り買いしていましたが、読めない要素が多すぎると感じて、いまは分散できるインデックスファンドの積立を軸にしています。

インデックスファンド

指数への連動を目指す。信託報酬が低めの傾向。

アクティブファンド

指数を上回ることを目指す。費用は高めの傾向。

比較ポイントインデックス型アクティブ型
運用の方針市場の指数に連動する指数を上回る成績を目指す
コスト(信託報酬)◎ 年0.1%前後年1〜2%程度
成績の傾向市場平均そのものファンドにより大きく差が出る
初心者のおすすめ度◎ 基本はこちら内容を理解したうえで

分配金とNISAの注意

投資信託には分配金が出るものがありますが、分配金が出るから良い商品とは限りません。分配金は運用益から出る場合もあれば、元本の一部を取り崩して支払われる場合もあります。多さだけで判断せず、商品内容や運用方針もあわせて確かめます。

NISAで買う場合も基本は同じです。非課税になるからといってどの商品でもよいわけではなく、投資対象・リスク・手数料・分配金の方針・長く持てるかを見ます。

注意

制度や対象商品は変わる場合があります。必要に応じて金融庁や証券会社の公式情報も確認してください。

選ぶときに見る所

信託報酬
運用方針
純資産総額

3つのうち、信託報酬は低いほど長期で有利です。運用方針は自分が理解できる中身かどうかを見ます。純資産総額は集まっている資金の大きさで、極端に小さいと運用が途中で終わる(繰上償還)こともあるため、一定の規模があるかを見ます。この3つは、購入前に目論見書(投資信託の説明書)で確認できます。

実際に選ぶ手順は「選び方」で

私が選んでいるのも、信託報酬の低いインデックス型(全世界株とS&P500)です。投資を14年続けてきて、長く持つほど手数料の差がそのまま資産額の差になると感じています。分配金は受け取らずに再投資にまわし、値動きが気になる時期も基本はほったらかしです。毎月の積立はクレジットカード払い(カードの選び方)にして、買うこと自体に手間をかけていません。

実際に自分の1本をどう選ぶか、目的から順番に決めていく手順を投資信託の選び方にまとめました。中身・コスト・リスクの見方から最終チェックまでを扱っています。

証券会社をまだ決めていない場合は、SBI証券と楽天証券の比較が先です。

よくある質問

投資信託と株式投資は何が違いますか?

投資信託は、集めたお金で多くの会社へ一度に分散投資する仕組みです。1本で数百〜数千社に投資でき、個別株より値動きがマイルドになりやすいのが特徴です。

投資信託でも元本割れしますか?

します。預金と違って元本保証はありません。そのリスクを「長期・積立・分散」で小さくしていくのが基本の戦略です。

手数料はどこを見ればいいですか?

まず見たいのは、保有している間ずっとかかる「信託報酬」です。同じ指数に連動する商品なら、信託報酬が低いものを選ぶのが基本です。

毎日値動きを確認したほうがいいですか?

必要ありません。長期の積立では、日々の値動きを見ないほうが続けやすいです。私も年に数回、積立が予定どおり続いているかを見るくらいです。

インデックスファンドとアクティブファンドはどちらを選べばいいですか?

初心者にはインデックスファンドが分かりやすくおすすめです。市場全体の動きに連動することを目指す運用で、手数料(信託報酬)が低い傾向があります。アクティブファンドは市場を上回る成績を目指しますが、その分コストが高く、必ず上回れるわけではありません。

投資信託の分配金は、受け取りと再投資のどちらがいいですか?

長期で資産を増やすことが目的なら、分配金は再投資に回すほうが向いています。受け取らずに運用へ回すことで複利の効果が働きやすくなります。生活費の足しにする目的がある場合は、受け取りも選択肢になります。

証券会社や運用会社が倒産したら、投資信託はどうなりますか?

投資信託の資産(信託財産)は、信託銀行が自社の資産とは分けて管理する決まりです(分別管理)。販売会社・運用会社・信託銀行のどこが破綻しても、信託財産は制度上守られ、基準価額に応じた資産は残ります。ただし、これは値動きによる損失を防ぐ仕組みではありません。

まとめ

投資信託は、少額から分散投資ができる商品です。一方で、元本保証ではなく、商品ごとに値動きや費用は違います。商品を選ぶ前に仕組みを知っておくと、判断するときに迷いにくくなります。利回りや人気ではなく、何に投資する商品なのか、長く持てるか、手数料はいくらかを見ます。基本がわかったら、次は自分に合う商品の選び方です。

投資信託は、証券口座があればスマホだけで少額から積み立てられます。口座開設も維持も無料なので、先に口座だけ作っておくと、自分に合う商品を選んだあとすぐ始められます。

※手数料・対象商品・制度等は変更される場合があります。投資には元本割れのリスクがあり、本記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。購入前に目論見書や公式サイトで最新情報をご確認ください。

参考:金融庁「NISA特設ウェブサイト」

この記事を書いた人

たっくー

たっくー

元税務担当
確定申告受付1,000件超
投資14年

元・自治体職員。税務の窓口で確定申告を1,000件超、受け付けてきました。今は会社員で、副業(ネットショップ・ブログ/一番売れた年で814万円)と投資14年の実体験があります。「受けてきた側」の視点で、副業とお金のリアルを書いています。

※個別の税務相談は税理士・税務署へ。