課金するかは、連携数・閲覧期間・使いたい機能で決める
連携先が4件以内でも、保存済みの1年以上前の明細を見るには、有料のプレミアムサービスが必要になる。
マネーフォワード MEを4年使い、現在は銀行2つとカード1枚を連携し、口座やカードの情報をアプリに取り込んでいます。連携先の数は無料会員で使える範囲内ですが、私は有料のスタンダードコースを利用しています。アプリに保存された1年以上前の明細を見たり、複数の連携先の情報をまとめて取り込み直す「一括更新」を使ったりするためです。料金・機能の比較表と、実際に使って手間だと感じた点を見ながら、自分に課金が必要かを判断できます。
この記事でわかること
- 連携先が4件以内で、過去1年分の明細で足りるなら、無料会員で利用できる。ただし、一括更新やCSVダウンロードなど、有料限定の機能は使えない
- 5件以上の連携や、保存済みの1年以上前の明細の閲覧は、スタンダードコースで利用できる。一括更新も使えるが、一部の連携先は対象外
- スタンダードコースの月額プランは、Web版サービスからのクレジットカード決済540円、App Store/Google Play決済590円(税込)
- 資産形成アドバンスコースでは、受け取れそうな配当金や分配金の予測と、持っている投資資産の組み合わせ(ポートフォリオ)まで見られる
マネーフォワード MEとはどんなアプリか
マネーフォワード MEは、収入や支出、持っているお金などをまとめて確認できるアプリです。銀行口座・クレジットカードのほか、株や投資信託などを管理する証券口座にも対応しています。口座やカードを連携すると、お金が出入りした記録や、カードを使った金額などをまとめて確認できます。
連携先から明細を自動で取得できるため、1件ずつ入力する手間を減らせます。
- 銀行口座の残高
- クレジットカードの利用額
- 電子マネーの支払い
- 証券口座の残高
- ポイントの残高
取り込んだ明細は、食費や通信費などの項目に自動で分けられ、グラフや一覧で表示されます。分けられた項目が違っていたら、自分で直せます。一度直すと、同じ内容の明細が次に自動で取り込まれたときは、前回選んだ項目に分けられます。
食費・通信費・サブスク(定期払いのサービス)など、どの項目に多くお金を使っているかを見つけやすくなります。
現金で支払った金額や、連携に対応していないサービスの利用額は自分で入力します。
使いすぎ通知の機能もあります。
私は、1円単位で正確に記録することより、収入と支出の差を把握することを重視しています。
私が連携しているのは、普段使いのドコモの銀行(旧・住信SBIネット銀行)、引き落とし先にしている銀行、三井住友カード(NL)の3つです。
証券口座は、資産をその時点の価格で計算した金額(評価額)が表示されると、値動きが気になるため連携していません。ポイントも連携せず、普段使う口座とカードだけに絞っています。私の場合は、確認する情報が少ないほうが家計管理を続けやすいと感じています。
無料会員と有料のプレミアムサービスの違い
マネーフォワード MEには、無料会員と有料のプレミアムサービスがあります。プレミアムサービスは、目的に応じて「スタンダードコース」と「資産形成アドバンスコース」の2つから選びます。
表の「CSVダウンロード」は、明細をExcelなどで使えるファイルとして保存する機能です。「シェアボード」は、家族などと2人で、選んだ口座やカードの情報を共有できる機能です。
マネーフォワード ME 料金・主な機能(2026年10月時点)スマホでは横にスクロールできます。
| 項目 | 無料 | スタンダードコース | 資産形成アドバンスコース |
|---|---|---|---|
| 月額プラン(税込) | 0円 | 540円Web版サービスからクレジットカード決済 590円App Store/Google Play決済 | 980円 |
| 年額プラン(税込) | − | 5,940円Web版サービスからクレジットカード決済 6,490円App Store/Google Play決済 | 10,700円 |
| 連携可能な金融関連サービス | 4件まで | 制限なし | 制限なし |
| 閲覧できる期間 | 過去1年分 | 制限なし | 制限なし |
| 資産の推移・内訳グラフ | アプリ版サービスのみ。 1・3・6か月を選択可 (Web版サービスでは利用不可) | 制限なし | 制限なし |
| 家計資産レポート | − | ◯ | ◯ |
| 口座の一括更新 | − | ◯一部対象外 | ◯一部対象外 |
| 連携口座の自動更新頻度 | 有料より低い | 無料より高い | 無料より高い |
| CSVダウンロード | − | ◯ | ◯ |
| シェアボードアプリ版サービスのみ | 有料会員からの招待で利用可 | ◯ | ◯ |
| カード引落し時の残高不足通知アプリ版サービスのみ | − | ◯ | ◯ |
| ポートフォリオ・配当予測 | − | − | ◯ |
表の「閲覧できる期間」が「制限なし」でも、見られるのは、マネーフォワード MEがすでに取り込んで保存しているデータです。連携前の古い明細を、課金後に何年分も取得できるという意味ではありません。一括更新には対象外の金融機関・サービスがあります。
無料会員と有料2コースの選び方
- 無料会員で十分な人
連携先が4件以内で、直近1年分の収支を確認できればよい人に向きます。ただし、一括更新やCSVダウンロードなど、有料限定の機能は使えません。まず無料会員で試すと、アプリを使い続けられそうか確かめられます。 - スタンダードコースが向く人
連携先が4件を超える人、またはマネーフォワード MEに保存されている1年以上前のデータや家計資産レポートを見たい人です。口座の一括更新やCSVダウンロードを使いたい人にも向きます。アプリ版サービスで、シェアボードを使ってパートナーを招待したい人や、カード引落し時の残高不足通知を使いたい人にも向きます。 - 資産形成アドバンスコースが向く人
投資資産のポートフォリオや配当予測まで見たい人です。持っている株や投資信託を、商品ごとに分けてアプリで確認できます。家計の収支を確認することが目的なら、連携数や必要な機能に合わせて、無料会員かスタンダードコースを選べます。
シェアボードは、有料会員から招待された無料会員も利用できます。パートナーと共有するために、2人ともプレミアムサービスに申し込む必要はありません。
私は毎月、アプリで固定費と収支を確認しています。連携先は3つで、連携数だけなら無料会員の上限に収まります。それでもスタンダードコースを使う理由は、1年以上前のデータを見たいことと、口座を一括更新したいことです。
支払い方法ごとの料金と申し込み方
資産形成アドバンスコースの料金は、決済方法にかかわらず同じです。
アプリ版サービスを使っている人も、同じアカウントでWeb版サービスにログインし、クレジットカード払いでプレミアムサービスに申し込めます。申し込み後は、同じアカウントのアプリ版サービスでも有料機能を使えます。
すでにApp StoreやGoogle Playでプレミアムサービスを契約していて、クレジットカード払いに変えたい場合は、公式の決済方法変更手順を確認します。今の契約の自動更新を止める操作も、案内された順番で行います。
無料会員として使うことと、有料のプレミアムサービスを無料で試すことは別です。これまでの購入履歴や支払い方法によっては、無料お試しの対象にならない場合があります。公式の適用条件と申込画面を見て、料金がかかり始める日と、次の契約更新を止められる期限を確認してください。
機能・料金は変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式の機能比較表で最新情報をご確認ください。
4年使って、手間だと感じたところ
最初の1か月は無料会員で、いまはスタンダードコースを使っています。無料会員のころは、一括更新がないことと、自動更新の頻度の低さが気になりました。連携先にログインし直すなどの「再認証」は、いまも求められることがあります。
- 無料会員は一括更新ができない
残高が古いままのときは、口座を1件ずつ選び、自分で更新の操作をします。 - 自動更新の頻度に差がある
無料会員では、プレミアムサービスより口座やカードの自動更新の頻度が低くなります。 - 連携が切れて再認証を求められることがある
金融機関のセキュリティ仕様が変更されたときなどに、連携が切れることがあります。
プレミアムサービスでは、一括更新を利用でき、自動更新の頻度も無料会員より高くなります。ただし、金融機関によっては、有料でも手動更新や一括更新を利用できません。ログインのたびに、1回だけ使えるパスワード(ワンタイムパスワード)などを使った確認が必要な連携先は、自動更新できません。そのたびに、利用者が認証の操作をする必要があります。手動更新の停止・一括更新の対象外となる金融機関やサービスは、公式の一覧で確認できます。
無料会員の「連携4件」の数え方
無料会員の「4件」は、持っている口座の数ではなく、アプリに連携したサービスの数です。銀行口座、クレジットカード、電子マネー、証券口座、暗号資産口座、ポイント、通販サイトなどが連携数に含まれ、手入力の口座は対象外です。
手入力の口座は、連携に対応していない金融機関やカードを自分で登録して管理するものです。明細は自動で取得されず、残高の入力や更新も手動で行います。
同じ銀行の普通預金や定期預金の情報を1回の連携で取得できる場合は、まとめて1件と数えます。クレジットカードについているポイントは、カードと一緒に取り込まれても別の連携先には数えません。
| 連携するもの | 数え方 |
|---|---|
| 銀行のサービスを1回連携し、普通預金・定期預金などをまとめて取得する場合 | 1件 |
| カード会社のサービスを1回連携し、カードや付帯ポイントを取得する場合 | 1件 |
| 通販サイト1つ(ポイントやギフトカードが一緒に取り込まれた場合) | 1件 |
| 支店ごとの連携が必要な銀行で、2つの支店を連携する場合 | 2件 |
| 手入力の口座 | 数に入らない |
複数枚のカードを1回の連携で取得できる場合も、まとめて1件です。カード会社やログイン方法によっては、カードごとの連携が必要です。
アプリの口座一覧に出ている項目の数と、連携数は同じとは限りません。カードと、そのカードに付くポイントが、別の項目に分かれて出ることがあるためです。正確な連携数は、Web版サービスで「登録済み金融機関」を開き、「金融機関」の欄に並ぶ項目を数えると分かります。
金融関連サービスを5件以上連携している無料会員は、表示する4件を選びます。選ばなかった連携先は「連携数の上限を超えた口座」として残り、その明細は見られません。
銀行・カード・証券の各サービスを1件ずつ連携する場合は、合計3件です。口座やカードの保有数ではなく、実際に連携したサービスの件数を基準にします。
連携の安全性
銀行などとの連携でできるのは、残高や明細などを見ることです。アプリから送金などでお金を動かすことはできません。
アプリは公式ストアからダウンロードします。アプリを開くための暗証番号(パスコード)や、指紋・顔で確認する生体認証を設定すると、アプリを開くときに確認の操作が必要になります。
これらの設定に加えて、二段階認証とログインを知らせるメール通知も用意されています。二段階認証やログイン通知を有効にしておくと、不正ログインへの備えになります。
マネーフォワード MEが向いている人・向いていない人
向いている人
- 銀行口座やクレジットカードの情報をまとめて、お金の流れを確認したい人
- 毎月の支出を把握したい人
- 手入力の家計簿が続きにくい人
- 証券口座なども含めて投資資産を確認したい人
向いていない人
- 紙の家計簿やExcelで管理できていて、アプリを使う必要を感じない人
- 金融機関をアプリに連携したくない人
- 金融機関やカードの連携設定を負担に感じる人
私は、自動連携を使い始めてから、家計簿が続くようになりました。無料会員では4件まで連携できます。メイン口座とカードを連携すれば、課金する前に使い勝手を確かめられます。
よくある質問
銀行口座やカードをアプリに連携するのは安全ですか?
連携には、明細や残高を取り込むためのログイン情報など(認証情報)が必要です。運営会社は、確認用の数字などを並べた乱数表やクレジットカード番号など、ログインに不要な情報は預からないと説明しています。また、データと認証情報を暗号化(そのまま読めない形に変えること)し、それぞれ別のサーバー(データを保管するコンピューター)に保存するとしています。
連携が4件を超えたら、超えた分はどうなりますか?
無料会員では、表示する4件を自分で選びます。選ばなかった連携先は「連携数の上限を超えた口座」として残り、その明細は見られません。
三井住友カードのVpassアプリからでも使えますか?
はい。SMBC IDとマネーフォワード MEを連携すると、Vpassアプリの画面で口座やカードをまとめて見られます。Vpassアプリの家計管理機能は「口座・サービスおまとめ管理機能」に切り替わりました。三井住友カードは「Vpassアプリ上で表示できる金融機関数に上限はございません」と案内しています。一方、マネーフォワード ME本体の無料会員は4件までです。私はVpassアプリではなく、マネーフォワード MEのアプリを使っています。
連携した口座は、どのくらいの頻度で更新されますか?
公式の説明では、口座の情報は、ログインの状況や連携先サイトの状態に応じて自動で更新されます。何時間ごとに更新するかなど、決まった更新間隔は公表されていません。
新しい明細がなかなか表示されないときは、口座ごとに、最後に情報を取り込んだ日時(最終取得日時)を確認します。手動更新に対応している口座なら、自分で更新の操作ができます。ただし、ログインのたびに、1回だけ使えるパスワード(ワンタイムパスワード)や画像での確認が必要な金融機関は、自動で更新できません。この場合は、自分で更新し、その都度、追加の確認操作をします。
複数の連携先をまとめて更新できる一括更新は、プレミアムサービスの機能です。無料会員では、更新したい口座を長押しし、1件ずつ手動で更新します。対応バージョンは、iOSアプリがVer.19.16.0以降、AndroidアプリがVer.19.17.0以降です。ただし、一部の金融機関やサービスでは、手動更新が停止していることもあります。
現金払いが多くても使えますか?
現金払いも手入力できますが、現金を使う機会が多いほど入力する明細は増えます。連携に対応したカードや決済サービスを使えば、利用明細を自動で取得できる場合があります。
三日坊主にならないコツはありますか?
口座とカードを家計簿アプリに連携し、明細を自動で取得できるようにすると、手入力の負担を減らせます。週に1回程度、口座残高とカード明細を確認すると、収支の変化を把握しやすくなります。
解約や退会はいつでもできますか?
解約も退会も、いつでも手続きできますが、内容が違います。プレミアムサービスの解約は、今後の契約更新を止める手続きです。更新を止める期限は支払い方法によって異なるため、申込画面などで確認してください。手続きをしたあとも、契約期間の最後の日までは有料機能を使えます。途中でやめても、残りの日数分の料金は戻りません。
契約期間が終わると、アカウントは無料会員として残ります。見られる明細の期間や連携数も、無料会員で使える範囲に戻ります。解約操作で、連携中の金融機関や入出金データが削除されることはありません。
会員登録をやめる「退会」は、プレミアムサービスの解約とは別の手続きです。データも消したい場合は、マネーフォワード MEとマネーフォワード IDについて、それぞれ何のデータが消えるかと、退会の手順を公式の案内で確かめてください。
App StoreやGoogle Playから申し込んだ場合は、アカウントの退会とは別に、申し込んだストアでプレミアムサービスの自動更新を止める必要があります。クレジットカード決済では、退会と同時にプレミアムサービスも解約されます。アプリを削除しただけでは、退会したことにはなりません。マネーフォワード IDの退会は、登録しているすべてのサービスから退会したあとに行います。
まとめ
無料会員のまま、メイン口座とメインカードの連携から始められます。連携先が4件以内で、無料会員の機能で足りるなら、そのまま無料で使えます。無料では使えない機能が必要になったら、プレミアムサービスに切り替えられます。
※掲載内容は執筆時点(2026年10月)の情報です。サービス内容・料金・連携条件等は変更される場合があります。ご利用前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
出典
- マネーフォワード ME「プレミアムサービス機能比較表」
- マネーフォワード MEサポート「金融関連サービス連携数はどのように数えられていますか」
- マネーフォワード MEサポート「自動取得の更新頻度はどのようになっていますか」
- マネーフォワード MEサポート「自動取得の口座を手動で更新できますか」
- 三井住友カード「口座・サービスおまとめ管理機能について」
- マネーフォワード ME「セキュリティ」
- マネーフォワード MEサポート「プレミアムサービスの料金について教えてください」
- マネーフォワード MEサポート「データの閲覧可能期間について教えてください」
- マネーフォワード MEサポート「手動更新が停止・一括更新が対象外となる主な金融機関・サービス一覧」
- マネーフォワード MEサポート「プレミアムサービス無料お試し期間の適用条件について」
- マネーフォワード MEサポート「プレミアムサービスの解約方法を教えてください」

