スマホキャリアは、ahamo・楽天モバイル・日本通信のどれ?
固定費の中でも下げやすいのが、毎月のスマホ代です。
大手キャリアのプランのままなら、乗り換えで月数千円下がる余地があります。候補は、料金と回線の仕組みが異なるahamo・楽天モバイル・日本通信SIMの3つです。5つの基準で3社を比べると、自分の使い方に合うプランを選べます。
この記事でわかること
- スマホ代の見直しは候補を3つに絞ってから比べると決めやすい。
候補はahamo・楽天モバイル・日本通信SIM - 比べる基準は5つ。
料金と容量/通信品質/通話/サポート/ポイント・経済圏 - 結論
通信品質と分かりやすさならahamo
データをたっぷり使う・楽天経済圏なら楽天モバイル
月額を最小にしたいなら日本通信SIM
なぜスマホ代は下げやすいのか
スマホ代が高い人は「使い方に対してプランが大きすぎる」か「店頭サポート込みの料金を払っている」場合が多いです。
安くなる仕組みは大きく3つです。ahamoのようなオンライン専用プランは、店舗の人件費を含まない分、同じ回線品質でも安く提供されています。楽天モバイルは自社回線で、シンプルな段階制の料金と実質使い放題で価格を下げています。日本通信SIMのようなMVNOは、大手の回線を借りる仕組みでコストを抑えています。
「どこまでオンラインで完結できるか」と「毎月どれだけ使うか」で合うプランが変わります。まずはスマホの設定画面などで、直近3か月のデータ使用量を見ておきましょう。
私と妻、父と母の4人分の回線を、大手キャリアからahamoに乗り換えました。親の分も自分で手続きしましたが、思ったより手間はかからず、1人あたり月6,000円台だった料金は3,000円ほどになりました。一度乗り換えれば毎月の料金が下がるので、固定費の中ではいちばん手をつけやすい部分だと感じています。
選ぶ基準は5つ
- 月額料金とデータ容量毎月使う量に対して、ちょうどいいサイズか。大きすぎるプランは固定費のムダになります。
- 通信品質どの回線を使っているか。昼休みなど混み合う時間帯に遅くなりにくいか。
- 通話かけ放題や無料通話が必要か。アプリ通話で代用できるか。
- サポート店舗で相談したいか、オンラインだけで完結できるか。
- ポイント・経済圏普段使っているポイントやサービスとつながるか。
3社を比較
| 比較ポイント | ahamo | 楽天モバイル | 日本通信SIM |
|---|---|---|---|
| 月額料金税込 | 2,970円30GB一律 | 1,078〜3,278円使った分だけ | 1,390円20GB |
| データ容量 | 30GB大盛りで最大110GB | 〜3GB / 〜20GB / 無制限 | 20GB50GBは2,178円 |
| 回線 | ◎ ドコモ回線をそのまま利用 | 楽天回線+パートナー回線エリアは要確認 | ドコモ回線を借りて提供MVNO |
| 料金の仕組み | 30GBの一律プランオプションで増量可 | 使った分だけの段階制料金上限ありで使い放題 | ◎ 容量別の格安プラン少量プランは月290円から |
| 混雑時間帯の速度 | ◎ 安定しやすい | 楽天回線エリアなら安定 | 昼休みは遅くなることも |
| 通話 | 5分以内の国内通話が無料 5分超過後は「22円/30秒」の通話料 | ◎ 専用アプリで国内通話無料Rakuten Link | 通話オプションを選べるかけ放題あり |
| 店舗サポート | オンライン中心店頭サポートは有料 | ◎ 店舗あり | オンラインのみ |
| ポイント・経済圏 | dポイント | ◎ 楽天ポイント支払いにも使える | − |
特に見るところは「混雑時間帯の品質をどこまで重視するか」と「毎月どれだけ使うか」の2つです。料金やキャンペーンはよく変わるため、正確な金額は申し込み前に必ず公式サイトで確認してください。
使い方で選ぶ3社
ahamoの特徴
「品質はそのまま、料金だけ下げたい」人の定番がahamoです。
- ドコモ回線をそのまま使える
大手キャリアと同じ品質で、混み合う時間帯も安定しやすいのが最大の強みです。 - プランがひとつで迷わない
30GB+5分以内の国内通話無料がセットになった一律プラン。プラン選びに悩む必要がありません。 - 海外でもそのまま使える
追加の手続きなしで海外ローミングを利用できます。
15日制限: 海外でデータ通信を開始してから15日を超えて利用すると、速度制限(最大128kbps)がかかる点に注意が必要です。 - 手続きはオンライン中心
申し込みやサポートはアプリ・チャットが基本です。ドコモショップでのサポートは有料になります。
向いている人
- 仕事や外出先でも通信品質を落としたくない人
- 昼休みや通勤時間帯にもスマホをよく使う人
- プラン選びに時間をかけたくない人
向いていない人
- データ使用量が少なく、月額を1,000円台以下にしたい人
- 店頭で無料のサポートを受けたい人
大手キャリアからの乗り換えなら、毎月の通信費を下げやすいプランです。手続きはオンラインで完結します。料金プランは公式サイトで確認できます。
楽天モバイルの特徴
使う月と使わない月の差が大きい人に向くのが楽天モバイルです。
- 段階制でムダがない
使わない月は安く、使った月でも上限額で止まる料金の仕組みです。 - データをたっぷり使える
料金は上限額に達するとそれ以上増えず、動画やテザリングも残量を気にせず使えます。 - 専用アプリで国内通話が無料
Rakuten Linkからの発信なら通話料がかかりません。3社の中でも独特の強みです。 - 楽天ポイントが貯まる・使える
支払いでポイントが貯まり、貯まったポイントを月々の支払いに充てることもできます。楽天市場での還元アップの対象にもなります。 - 店舗がある
オンラインだけでは不安な人も、楽天モバイルショップで相談できます。
向いている人
- データ使用量が多い人・テザリングを使う人
- 楽天市場や楽天カードなど、楽天のサービスを使っている人
- 通話が多く、通話料を気にせず使いたい人
向いていない人
- 生活圏の電波状況(建物内のつながりやすさ)に不安が残る人
- 通信品質を何より優先したい人
楽天カード・楽天市場・楽天銀行を使っているなら、楽天ポイントが貯まりやすく、実質的な負担をさらに抑えやすいのも利点です。使うクレカを1枚に絞る際は、クレジットカードの選び方も参考になります。
日本通信SIMの特徴
「スマホ代を限界まで下げたい」なら、候補に入れたいのが日本通信SIMです。
- 月額の安さが際立つ:少量プランは月290円(1GB)から。20GBや50GBのプランでも、大手の同容量プランより割安なことが多いです。
- ドコモ回線のMVNO:ドコモの回線を借りて提供する格安SIMなので、対応エリアの心配はほぼありません。
- 通話オプションが柔軟:月70分の無料通話やかけ放題など、通話の使い方に合わせて選べます。
- 混雑時間帯は速度が落ちることも:回線を借りる仕組み上、昼休みなどは大手より遅くなる場合があります。Wi-Fi中心の人なら気になりにくい部分です。
最新のプランと料金は日本通信SIMの公式サイトで確認できます。
向いている人
- 月額をとにかく安くしたい人
- Wi-Fi中心でデータ使用量が少ない人
- 昼休みの速度低下を許容できる人
向いていない人
- 混雑する時間帯も快適に使いたい人
- 店舗や電話で手厚いサポートを受けたい人
乗り換え前に確認
結局どれ?タイプ別の選び方
3社とも「大手の通常プランより安くなりやすい」点は共通です。最後は使い方で決めましょう。
ahamoが合う人
通信品質を最優先したい人。昼も外でスマホを使う人。プラン選びで迷いたくない人。
楽天モバイルが合う人
データをたっぷり使う人。楽天経済圏で生活している人。通話が多い人。
日本通信SIMが合う人
月額を最小にしたい人。Wi-Fi中心の人。自分の使用量に合わせて細かく選びたい人。
それでも迷ったら、「毎月のデータ使用量」が判断の目安になります。少ない(〜10GB)なら日本通信SIM、ある程度使う(〜30GB)けれど品質も大事ならahamo、たくさん使うか楽天経済圏を利用するなら楽天モバイルがおすすめです。
乗り換え前のチェックリスト
わが家の4人分の手続きでは、つまずいた点はほぼありませんでした。それでも、申し込み前に次の点だけは見ておいてください。
- 今の端末がそのまま使えるか
SIMロック解除が必要か、今の端末が乗り換え先の回線の対応バンドに合うかを確認します。各社の公式サイトに動作確認端末の一覧があります。 - eSIMか、物理SIMか
SIMには、カードを差し替える「物理SIM」と、スマホ本体に情報を書き込む「eSIM」があります。eSIM対応のスマホなら、カードの配送を待たずに開通まで進められます。月額料金はどちらでも変わりません。 - キャリアメールを使っていないか
乗り換え後も使い続けるには有料の持ち運びサービスが必要です。Gmailなどのフリーメールに移行しておくと、その費用がかかりません。 - 家族割・光回線とのセット割
自分が抜けると家族側の割引額が変わる場合があります。家族全体の総額で比べましょう。 - 端末の分割払いが残っていないか
解約金は原則なくなりましたが、端末代の残債は乗り換え後も支払う必要があります。 - 子どもが使うスマホは名義に注意
未成年は本人名義で契約できない場合があります。親名義で契約して「利用者登録」をする方法が一般的です。
よくある質問
乗り換えの手続きは難しくないですか?
今はMNPワンストップ対応の事業者同士なら予約番号の取得も不要で、スマホだけで完結します。本人確認書類と支払い情報を用意すれば、申し込み自体は30分ほどで終わります。
安くすると通信品質はどのくらい落ちますか?
ahamoはドコモ回線そのままなので体感はほぼ変わりません。楽天モバイルは生活圏の電波状況に左右され、日本通信SIMは昼休みなど混雑時間帯に遅くなることがあります。自分がスマホを使う場所と時間帯で考えるのがおすすめです。
日本通信SIMとahamoは、どっちがいいですか?
通信品質と安定を取るならahamo、月額の安さを取るなら日本通信SIMです。同じドコモ回線でも、ahamoは本家、日本通信SIMは回線を借りて提供する側なので、昼休みなど混雑時間帯の速度に差が出ます。私は家族4人をahamoにしましたが、Wi-Fi中心で昼の速度低下を許容できるなら、日本通信SIMの安さは魅力です。デュアルSIM対応のスマホなら、少量プランをサブ回線として試せます。
家族割やセット割がなくなると逆に損しませんか?
割引前提の今の料金と、乗り換え後の料金を「家族全体の総額」で比べてみてください。それでも安くなるケースが多いですが、光回線とのセット割が大きい場合は現状維持という判断もあります。
3社以外は検討しなくていいですか?
povoやLINEMO、UQモバイルなども有力ですが、選択肢が多いほど比較は複雑になります。まずこの3社で考えて、どれも合わなければ広げるのがおすすめです。
乗り換えても電話番号はそのまま使えますか?
はい。MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を使えば、今の電話番号をそのまま引き継いで乗り換えられます。手続きはオンラインで完結することが多く、番号が変わって連絡先を伝え直す手間もありません。
今使っているスマホ本体はそのまま使えますか?
多くの場合そのまま使えます。最近のスマホはSIMロックが解除済みのことが多く、対応する周波数帯が合えば本体を買い替えずに乗り換えられます。心配な場合は、乗り換え先の公式サイトで「動作確認済み端末」に自分の機種があるかを確認しましょう。
気になったら、今の料金と乗り換え後の料金を一度見比べてみてください。
まとめ
わが家では、高齢の両親を含む家族4人を大手キャリアからahamoに乗り換えて、スマホ代が1人あたり月6,000円台から3,000円台に下がりました。もし今どれにするか迷っているなら、ahamoを見てみてください。ドコモ回線で通信品質が安定していて、プランが分かりやすいので、最初の乗り換えでつまずきにくいです。データを無制限で使いたい人や楽天経済圏でまとめたい人は楽天モバイル、とにかく月額を安くしたい人は日本通信SIMが合います。スマホ代は固定費の中でも下げ幅が大きい項目です。今の料金と比べて、自分に合う1社があれば乗り換えを検討してみてください。
※掲載内容は執筆時点(2026年7月)の情報です。料金プラン・サービス内容・キャンペーン等は変更される場合があります。お申し込み前に必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

